志ん朝の落語 (6) (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (2004年2月1日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784480038760

感想・レビュー・書評

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  • 2003年~2004年にちくま文庫から発行された『志ん朝の落語』は全6巻からなる。『騒動勃発』という副題がついた第6巻には、下記の全11編が収録されている。

    ・大工調べ
    ・酢豆腐
    ・お化長屋
    ・二番煎じ
    ・今戸の狐
    ・お見立て
    ・三軒長屋
    ・雛鍔
    ・抜け雀
    ・三方一両損
    ・高田馬場

    これらはすべてCD音源から文字起こしされたもので、私はほとんどを聞いている。私のように、すでに耳で聞いたことのある人は、完璧に文字お越しされた文章を読むと、懐かしさを感じるだろう。志ん朝の、生き生きとした語りがよみがえってくる。一方で、耳で聞いたことがない人は、本書を読んで、CDを聞きたくなるのではないだろうか。

    それぞれの演目の終わりには、編集者の京須偕充氏による解説がある。ページの数は2ページ分。京須氏といえば、志ん朝のCDでおなじみのディレクターだ。CDのライナーの解説も適切なものであったが、本書での解説も同様である。

    文字のサイズも、それほど小さくないので、目への負担は少ない。一行当たりの文字数は39。同じちくま文庫から出版された、『落語百選』 (麻生芳伸/編)は、一行当たり43文字なので、文庫本としては、やや大きいサイズに部類されるといって良いだろう。

  • 大工調べ、酢豆腐、お化け長屋、二番煎じ、今戸の狐、お見立て、三軒長屋、雛鍔、抜け雀、三方一両損、高田馬場
    大工調べの与太郎が最高!

  • 2005-6-19

  • ラジオで放送される噺が多かった。

  • 志ん朝師匠の語り口が速記に向くこともあるだろうが、このシリーズは落語速記として最も成功した例だろう。一度でも師匠の口座を見聞きしたことのある人ならば、その姿、口調がたちどころによみがえる。

  • (大工調べ、酢豆腐、お化長屋
    二番煎じ、今戸の狐、お見立て
    三軒長屋、雛鍔、抜け雀、三方一両損、高田馬場)
    騒動勃発。
    この写真のいい男っぷり。
    こんなオトコの妻になりたい。
    全ての落ちが一言一句決まる。
    やっぱり抜け雀かな。
    あの手つきが良いんです。

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著者プロフィール

1938年、東京生まれ。落語家。父は五代目古今亭志ん生、兄は十代目金原亭馬生。57年初高座。落語家としてはもちろん、俳優としても活躍。齋藤明氏との共著に『志ん朝の風流入門』がある。

「2011年 『世の中ついでに生きてたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古今亭志ん朝の作品

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