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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784480038760
感想・レビュー・書評
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2003年~2004年にちくま文庫から発行された『志ん朝の落語』は全6巻からなる。『騒動勃発』という副題がついた第6巻には、下記の全11編が収録されている。
・大工調べ
・酢豆腐
・お化長屋
・二番煎じ
・今戸の狐
・お見立て
・三軒長屋
・雛鍔
・抜け雀
・三方一両損
・高田馬場
これらはすべてCD音源から文字起こしされたもので、私はほとんどを聞いている。私のように、すでに耳で聞いたことのある人は、完璧に文字お越しされた文章を読むと、懐かしさを感じるだろう。志ん朝の、生き生きとした語りがよみがえってくる。一方で、耳で聞いたことがない人は、本書を読んで、CDを聞きたくなるのではないだろうか。
それぞれの演目の終わりには、編集者の京須偕充氏による解説がある。ページの数は2ページ分。京須氏といえば、志ん朝のCDでおなじみのディレクターだ。CDのライナーの解説も適切なものであったが、本書での解説も同様である。
文字のサイズも、それほど小さくないので、目への負担は少ない。一行当たりの文字数は39。同じちくま文庫から出版された、『落語百選』 (麻生芳伸/編)は、一行当たり43文字なので、文庫本としては、やや大きいサイズに部類されるといって良いだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大工調べ、酢豆腐、お化け長屋、二番煎じ、今戸の狐、お見立て、三軒長屋、雛鍔、抜け雀、三方一両損、高田馬場
大工調べの与太郎が最高! -
2005-6-19
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ラジオで放送される噺が多かった。
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志ん朝師匠の語り口が速記に向くこともあるだろうが、このシリーズは落語速記として最も成功した例だろう。一度でも師匠の口座を見聞きしたことのある人ならば、その姿、口調がたちどころによみがえる。
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(大工調べ、酢豆腐、お化長屋
二番煎じ、今戸の狐、お見立て
三軒長屋、雛鍔、抜け雀、三方一両損、高田馬場)
騒動勃発。
この写真のいい男っぷり。
こんなオトコの妻になりたい。
全ての落ちが一言一句決まる。
やっぱり抜け雀かな。
あの手つきが良いんです。
著者プロフィール
古今亭志ん朝の作品





