百鬼園写真帖 内田百閒集成 24 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房 (2004年9月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480039040

みんなの感想まとめ

多様な表情や瞬間を捉えた貴重な写真が収められた本は、内田百閒の独特な魅力を引き立てています。厳しい印象を持つ一方で、彼のユーモラスな一面や時代を感じさせる姿が印象的で、読者に笑顔をもたらします。特に、...

感想・レビュー・書評

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  • 厳めしい爺さん(失礼お許しくださいませ)の印象。裏表紙の紹介文(^^;;読んでニヤリ。百閒先生曰く「一体写真と云う物は横暴である。どの位私の寿命が薄くなったとか量り知ることができない」。とはいえ、奇妙、珍妙、謹厳、実直、酔態、笑態なるご尊影とは言い得て妙ですね。時代を感じました。今に生まれて良かった、となぜか思ってしまいました。お宝本『冥途』を再読したくなりました♪

  • 百閒先生のギョロッとした眼が印象的。

  • 貴重な写真の数々を鑑賞できる楽しい本。鼻に指を突っ込んでアカンベーをしている写真が大好きだ。

  •  ぼくにとって、百鬼園先生といえば、「阿房列車」。
     そのもの言い、どっしり構えた文章。底知れぬユーモア。
     「阿房列車」には、百鬼園先生のいろんなものが詰まっている。
     そして、百鬼園先生の他の作品も読んでみようと買ったのが、この本。
     写真が中心だけれど、先生の小説、随筆、日記等の抄出されていて、読み物としてもおもしろい構成の本となっている。

  • あり体に言えば「内田百間さん写真集」です。名作の生まれた時代背景が、ほんのり分かります。「ノラや」に出てくる「迷い猫広告」も収録されてます(^-^)。

  • ちくま文庫の内田百?集成最終巻。百?先生の写真190点余を掲載した写真集&名文集です。かわいらしいおじさんこと百?先生のおとぼけ写真満載(頭に小鳥が乗っていたりする(笑))。しかしながら、その眼光の鋭さにはハッとさせられます。

    それぞれの著作から抜粋された文章が収録されているので、入門書としても良いかもしれませんね。阿川弘之さんの随筆「百?三昧境」も良い味出しています。

  • 内田百?さんに興味を持ったのは、黒澤明監督の『まあだだよ』あたりの頃だ。(それ以前も名前は気になる存在だった)この本は、その百?さんの幼い頃から順に貴重な写真が集められている。学生時代はイケメンだなぁ。作家になる頃から、ちょっと、変わった?感じ。飼っていた鳥を頭に乗せた写真は、とぼけた感じ。『まあだだよ』の映画どうりの教え子たちに囲まれた写真もあり、興味深い。

  • 百?先生とはナニモノ?というところからずっと抜けなかったのでとりあえず見れば解かりそうなこれを手にとってみた。よくわかった。年表つき。写真もりだくさん。

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著者プロフィール

内田百閒(うちだ・ひゃっけん)1889―1970
岡山県生まれ。本名・栄造。15歳のときに親友・堀野寛と出会い、堀野を通じて読書の趣味に目覚める。翌年、夏目漱石の『吾輩は猫である』上篇を読み、漱石に傾倒。19歳のころには俳句熱が高まって、俳諧一夜会や苦渋会という句会を結成。岡山近郊の百間川から俳号を「百間」とした。1910年、東京帝国大学文科大学へ入学。翌年2月に、静養中だった漱石を訪ねる。漱石の面会日「漱石山房」に出席するようになり、小宮豊隆、津田青楓、森田草平、芥川龍之介、久米正雄などと知り合う。以後、陸軍士官学校や法政大学で教鞭をとる。1920年には、作曲家・筝曲家の宮城道雄に知遇を得て親交が続く。同年、幼少期より寵愛を受けてきた祖母の竹が死去。1922年、はじめての著作集『冥途』を稲門堂書店より刊行。翌年、関東大震災に遭い、『冥途』の印刷紙型を焼失してしまう。1933年に三笠書房から『百鬼園随筆』を刊行してから、『冥途』の再劂版や第二創作集『旅順入城式』(岩波書店)、『百鬼園俳句帖』(三笠書房)などを刊行。その他、『贋作吾輩は猫である』(新潮社)、『ノラや』(文藝春秋社)など多数の書籍、作品を発表する。1965年には、これまでの功績を評価され芸術会員に推薦されながらも「いやだから、いやだ」とそれを辞退。それからも『麗らかや』『残夢三昧』(いずれも三笠書房)などを著す。多くの名筆を世に刻み、1971年4月20日に逝去。

「2023年 『シュークリーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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