雑談にっぽん色里誌 芸人編

  • 筑摩書房 (2004年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480039064

感想・レビュー・書評

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  •  同名の書「仕掛け人編」からの流れで手に取る。  
     色ごとだけでなく、当時人々を楽しませてきた「芸」(落語など芝居小屋だけの話でなく、今は無くなってしまった大道芸、今で言うストリートパフォーマンスなど)の話も全体の半分ほどを占めていて興味深い。
     小沢昭一さんのが「この人」と選んだ芸人さんに、インタビューという形で話が進む。話の辻褄が合わないところや、前後するところなどあるが、芸人さんたちの武勇伝でもあり、この本自体が、小沢昭一さんとその芸人さんが即興で作った落語や漫才のネタという感じで充分楽しめた。
     民俗学者としてご高名な宮本常一さんのような学者さんの著作も素晴らしいが、誰も知らない、知っていても語られることのない、記録にも残らない「下町の民俗学」の学者?としての小沢昭一さんの凄さを改めて感じた。
     過ぎ去った歴史を、良かった、悪かったと語るのではなく、日本人はこれまでどのような感覚や考え方を大事にし、また人権などどのような感覚に欠けていたのか、そしてどのような生活してきたのかを知り、振り返ってみることは、今とても大切だと思う。だから私にとっては、宮本常一さんも小沢昭一さんも同じように尊敬する。

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著者プロフィール

1929年、東京に生まれる。俳優。新劇・映画・テレビ・ラジオで幅広く活躍。民衆芸能研究にも力を注ぎ、それぞれの分野で数々の賞を受賞。著書に『ものがたり 芸能と社会』『放浪芸雑録』(以上、白水社)『小沢昭一──百景』(全6巻、晶文社)『俳句で綴る変哲半生記』(岩波書店)など、CDに『夢は今もめぐりて──小沢昭一がうたう童謡』(ビクター)『唸る、語る、歌う、小沢昭一的こころ』(コロムビア)など、著作多数。2012年、逝去。

「2013年 『芸能入門・考 芸に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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