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- Amazon.co.jp ・本 (547ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480039927
感想・レビュー・書評
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ハーンの再話作品と、奥さんの節子さんの「思い出の記」を収録。
ゆったりとした、美しくはかない物語(怪談話でさえ!)。和菓子とか雑貨とか、きれいな可愛らしいものを楽しむときのような気持ちになった。普段のあわただしい生活モードから、ギアを落とすことを意識して。
「思い出の記」から伝わってくる小泉家の生活も、美しいものと愛情にあふれていて素晴らしい。ハーンの片言日本語がかわいらしくて楽しい。 -
「衝立ての娘」を読みたくて載っている本を探し図書館で借りる。「猫を描いた少年」「菊花の契り」「牡丹燈籠」などもあり、満足。「耳なし芳一」しか知らない小泉八雲という人を全く誤解していたことを「思い出の記」で確信する。訳文もふうわりと優しくとても読みやすい。年譜に「神戸の鼻もちならぬ欧米文明模倣を嫌う」とあり、少し笑う。
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「雪女」が特に好きです。
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数十編の短編集。今読んでも全然面白い!
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気が向いたら、適当にページを捲って読んでしまう作家の一人。古き良き日本を思い浮べさせてくれます。
「日本の...
気が向いたら、適当にページを捲って読んでしまう作家の一人。古き良き日本を思い浮べさせてくれます。
「日本の心」(講談社学術文庫)に含まれている『草ひばり』とかが特に好きです。