妖怪・妖精譚 小泉八雲コレクション (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
4.00
  • (11)
  • (6)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 95
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (547ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480039927

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ハーンの再話作品と、奥さんの節子さんの「思い出の記」を収録。

    ゆったりとした、美しくはかない物語(怪談話でさえ!)。和菓子とか雑貨とか、きれいな可愛らしいものを楽しむときのような気持ちになった。普段のあわただしい生活モードから、ギアを落とすことを意識して。

    「思い出の記」から伝わってくる小泉家の生活も、美しいものと愛情にあふれていて素晴らしい。ハーンの片言日本語がかわいらしくて楽しい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ギアを落とすことを意識して。」
      気が向いたら、適当にページを捲って読んでしまう作家の一人。古き良き日本を思い浮べさせてくれます。
      「日本の...
      「ギアを落とすことを意識して。」
      気が向いたら、適当にページを捲って読んでしまう作家の一人。古き良き日本を思い浮べさせてくれます。
      「日本の心」(講談社学術文庫)に含まれている『草ひばり』とかが特に好きです。
      2013/05/23
    • なつめさん
      ハーンは日本の美を掬い上げて発信してくれたありがたいひとですね。焼津の記念館はおすすめです
      ハーンは日本の美を掬い上げて発信してくれたありがたいひとですね。焼津の記念館はおすすめです
      2013/05/23
  • 「衝立ての娘」を読みたくて載っている本を探し図書館で借りる。「猫を描いた少年」「菊花の契り」「牡丹燈籠」などもあり、満足。「耳なし芳一」しか知らない小泉八雲という人を全く誤解していたことを「思い出の記」で確信する。訳文もふうわりと優しくとても読みやすい。年譜に「神戸の鼻もちならぬ欧米文明模倣を嫌う」とあり、少し笑う。

  • 「雪女」が特に好きです。

  • 数十編の短編集。今読んでも全然面白い!

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

原作:ラフカディオ・ハーン
一八五〇年、ギリシャ生まれの英国人。アメリカで新聞記者として活動したのち、一八九〇年、日本文化への憧れから、島根県の松江中学に英語教師として赴任。松江出身の小泉セツと結婚ののち帰化し、小泉八雲を名乗る。熊本五高・東京帝国大学などで教鞭をとりつつ、日本研究を海外に向け紹介した。著書に『知られぬ日本の面影』『心』『怪談』など。

「2019年 『BL古典セレクション③ 怪談 奇談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ラフカディオ・ハーンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島由紀夫
谷崎潤一郎
杉浦日向子
村上 春樹
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×