ダニにまつわる話 (ちくまプリマーブックス 99)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480041999

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいると痒くなるかと思いきや、そんなこともなかった。
    ダニの中で人間に悪さするのは1%とという少なさ。大量発生するコナダニ類も、換気と掃除をしていれば、怖くない。
    第一章から身体にダニが沸いて痒い、という悩み相談が著者に来たという話。しかも複数人から。ダニよりも頭の心配をした方が良い。
    今までの畳+障子の換気のよい環境から、畳+コンクリのジメジメ環境になったから、ダニが繁殖しやすくなったとのこと。人間の行いがそのまま返ってきただけであった。

  • あっさりさくっと読める、ダニについてまとめられた本。何せ「プリマーブックス」なので、ダニという研究分野について深く掘り下げてあると期待してはいけない。あくまで、中学生ぐらいの子たちがこの分野に興味を持てるように、という視点で書かれていて、内容は初歩的かつ概論的。大人が読むにはちょっと物足りないと思われるが、かといってまったく役に立たないという訳でもない。薬剤抵抗性を獲得していったダニの進化に関する部分なんかは、非常に面白く読めました。

    この本を起点として、関心が出てきたら「大人向け」の専門書に手を出していくのが正しいルートかと思います。

  • ダニを害虫だと思い込んで嫌ってきたが、実はダニの大半は人間に危害を加えることは無いという。むしろ、落ち葉などを分解して植物へ栄養を与えてくれていたのだ。

  • ダニの研究、凄く楽しそうに感じました。

  • ダニの真面目な本。
    ゴキブリについで、ダニの本も有った。
    ダニが怖いだけで、この本を読まないのは
    明らかにソン!
    表紙の絵にあるように、お札にダニの絵が印刷されてたら、どうするのですか?
    ダニへの偏見、さようなら!

  • 「ダニのような奴だ」とか「あいつは街のダニだ」など、嫌われものの代名詞のようにいわれるダニ。でも、ほんとうのダニってどんな生きものなのだろう。ほとんどのダニは自然界の中で生きている。豊かな森林の中では人が一歩歩くと2000匹以上のダニを踏みつけているという。ダニは自然界になくてはならない存在なのだ。彼らはどんな習性をもち、その生命を維持しているのか。

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業、同大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。法学修士。慶應義塾大学法学部専任講師(行政法)を経て、現在は准教授。エネルギー、情報通信、交通など公益事業の規制と競争を研究している。おもな著書に『判例から学ぶ憲法・行政法』(共著、法学書院、2007年)、『プレステップ法学』(共著、弘文堂、2009年)、『行政法事典』(共著、法学書院、2013年)、『総合研究・日本のタクシー産業』(共著、慶應義塾大学出版会、2017年)がある。趣味は道の駅めぐり。

「2017年 『法学・経済学・自然科学から考える環境問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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