絵画史料で歴史を読む

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480042538

作品紹介・あらすじ

日本人は死後の世界をどのように想い描いたか。どんな旅をしていたか。その交通事情は?や坐り方から何が見えるか。洛中洛外図屏風や絵巻だけでなく、肖像画や絵図・曼荼羅なども歴史の謎を解くカギになる。これらを読み解き、画像に込められた歴史情報から、新しい日本史像を描く。

感想・レビュー・書評

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  • NHKの連続講座をまとめたもののようで、先に伴大納言絵巻のを読んでしまった身としてはちょい物足りないとはいえ、吉備大臣入唐絵巻や一遍上人絵などのちょっとしたところに目を付けて新鮮な視点を引っ張り出してくれるので脳が刺激される。いつも絵を前にすると全体を見て感想を言わなきゃと身構えてしまうけど、こういう見方っていいなと思います。

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著者プロフィール

1943年生まれ。東京大学名誉教授。文学博士。専門は日本中世・近世史、絵画史料論・歴史図像学。著書に『源頼朝の真像』『国宝神護寺三像とは何か』『洛中洛外図・舟木本を読む』『豊国祭礼図を読む』『江戸図屏風の謎を解く』『江戸名所図屏風を読む』(以上、角川選書)、『岩佐又兵衛と松平忠直 パトロンから迫る又兵衛絵巻の謎』(岩波現代全書)、『増補 姿としぐさの中世史 絵図と絵巻の風景から』(平凡社ライブラリー)など多数。

「2020年 『岩佐又兵衛風絵巻の謎を解く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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