シェイクスピア全集26 リチャード二世 (ちくま文庫 し 10-26)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480045263

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  • 王座を追われる者と、手に入れる者の対比が読み応えあり。生の舞台で見てみたい

  • 権力闘争の言葉の駆け引きが良い。
    ここからヘンリー四世に繋がると思うと面白い。

  • 王であるから威圧的で独断的であるがひとたび権力の歯車が狂いだすとすんなりと退位してしまった。挙げ句の果ては粛清される。権力への執着が弱いリチャード。

  • ・王位をヘンリー四世が奪い取るまではすんなり入ってくるが、そのあとの謀反、リチャード二世の殺害のところは、取ってつけたような印象を持つ。

  • 何度読んでもしみじみ良いなぁ。

    敗北を受け入れた後のリチャードの方が王然としている印象。

    それにしてもリチャード、悲劇的な語彙が大変豊富。そこが好き。
    井戸の二つの桶の例え等、
    本作はリチャードの名台詞が盛り沢山。

    「王たちの死にまつわる悲しい物語をしよう」
    「リチャードの夜からボリングブルックの晴々とした昼へ」
    「邪な者同士の愛は恐れに変わり、恐れは憎悪に変わる」
    「こんなふうに私は一人でいろんな役を演じるが、どの役にも満足できない。」

    何気に印象に残っているのがオーマールのお母さん。
    すごい迫力だった。

    表紙がどの場面か読み取れず残念。
    退位する場面で合ってるのかな?

  • 読書日:2017年8月20日-8月21日.
    Original title:The tragedie of King Richard the second.
    King RichardⅡの不幸は七歳で王位継承者と定められ、十歳で戴冠した事にあると考えます。
    そして周りの貴族や有人達の甘言が真実と思い込み、
    一番近しい身内で同年齢の従弟であるHenry Bolingbroke達を
    信じられずにEnglandから追放してしまいます。
    周りに難があっただけで決して悪人ではなかった彼が幽閉され獄死した事が哀れでなりません。
    僅か七歳の王妃となったIsabella of Valoisも幼いながらも夫の事を考えて行動していただけに可哀想です。
    彼の言葉で泣く泣くFranceへ戻る彼女の姿が印象的でした。
    同年齢であるので、King RichardⅡとHenryとの共同統治であったなら
    どの様に歴史は動いたかとも思わずには居られません…。

  • 歴史物にあり

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