シェイクスピア全集26 リチャード二世 (ちくま文庫 し 10-26)
- 筑摩書房 (2015年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480045263
感想・レビュー・書評
-
王座を追われる者と、手に入れる者の対比が読み応えあり。生の舞台で見てみたい
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
権力闘争の言葉の駆け引きが良い。
ここからヘンリー四世に繋がると思うと面白い。 -
王であるから威圧的で独断的であるがひとたび権力の歯車が狂いだすとすんなりと退位してしまった。挙げ句の果ては粛清される。権力への執着が弱いリチャード。
-
・王位をヘンリー四世が奪い取るまではすんなり入ってくるが、そのあとの謀反、リチャード二世の殺害のところは、取ってつけたような印象を持つ。
-
読書日:2017年8月20日-8月21日.
Original title:The tragedie of King Richard the second.
King RichardⅡの不幸は七歳で王位継承者と定められ、十歳で戴冠した事にあると考えます。
そして周りの貴族や有人達の甘言が真実と思い込み、
一番近しい身内で同年齢の従弟であるHenry Bolingbroke達を
信じられずにEnglandから追放してしまいます。
周りに難があっただけで決して悪人ではなかった彼が幽閉され獄死した事が哀れでなりません。
僅か七歳の王妃となったIsabella of Valoisも幼いながらも夫の事を考えて行動していただけに可哀想です。
彼の言葉で泣く泣くFranceへ戻る彼女の姿が印象的でした。
同年齢であるので、King RichardⅡとHenryとの共同統治であったなら
どの様に歴史は動いたかとも思わずには居られません…。 -
歴史物にあり