- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480056030
作品紹介・あらすじ
成長の鈍化、円高の進行、人口の高齢化-日本の経済と社会はこれからどうなるのか。情報化社会の進展は雇用をどう変えていくのだろうか。国際経済・労働経済のみならず科学技術にも精通する著者が、メガトレンドの巨きな変化とさまざまなパラダイム転換を視野におさめつつ、21世紀へ向けての日本の雇用・賃金のあり方を明快に説く。
感想・レビュー・書評
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再三いわれていることは、終身雇用という制度はないということ。
終身雇用が成り立つのはそもそも大幅な経済成長があってこそだという。
だとすれば、やはり低成長をつづける日本で今も安定を求めて大手に入りたい、というのも少々短絡的ではないだろうか。確かに、今はまだ大丈夫かもしれない。しかし、10年後、それはどうなっているかわからない。 -
[ 内容 ]
成長の鈍化、円高の進行、人口の高齢化-日本の経済と社会はこれからどうなるのか。
情報化社会の進展は雇用をどう変えていくのだろうか。
国際経済・労働経済のみならず科学技術にも精通する著者が、メガトレンドの巨きな変化とさまざまなパラダイム転換を視野におさめつつ、21世紀へ向けての日本の雇用・賃金のあり方を明快に説く。
[ 目次 ]
序章 変わる日本の雇用
第1章 日本型雇用制度の特質
第2章 経済環境の激変
第3章 賃金制度の見直しと再設計
第4章 雇用制度の矛盾と改革
第5章 21世紀へ向けての人材活用-8つの提言
第6章 雇用創出と労働政策
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
古い本だが、現在に通じる話もある。
さすがに、デフレについての考察が少ないことが時代を感じる。
雇用の受け皿として、新産業とは書かれていてもそれが具体的に書かれていないところはこうゆう人たちの常であり、無責任・無自覚というところだ。 -
こ、この本は凄い。なんせ1994年の時点で、2009年現在が抱えてる問題をホトンド言い当てているのが凄い。
そしてこの本の白眉は後半最終章近くにある。
なんとこの著者の提言の大部分が政府だか内閣に政策として採用されているのだ。
具体的に書くと年金支給年齢の引き上げ、規制緩和、終身雇用制度の否定その結果は皆さんご存知の通り。
かなり正確に問題提議することが出来ても処方箋となると至難の業という好例だと思う。
僕はこの本読んで恐れ戦いたよ。 -
雇用・賃金・経済環境などについて。わかりやすいけど、淡々としてる気がする。
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1994年出版
日本よりもアメリカのほうが終身雇用に近い。
60年代以降の終身雇用化の概説書
80年代のホワイトカラーの管理方法
バブル崩壊以後の変化
内外価格差(国外に強く、国内に弱い円:国内でそれほどモノが買えない)
雇用変化の体系的変化