ロンドン: 地主と都市デザイン (ちくま新書 57)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480056573

作品紹介・あらすじ

ロンドンは広大な土地を持つ地主たちにより、エステートごとに開発されてきた。公園やストリートの名前からは地主や開発に携わった人物が読み取れる。彼らはまとまった土地を全体として有効に活用する町づくりができる立場なのだ。ロンドンを散策しながらエステートと建築の由来を追い、特異な発展を遂げてきた巨大都市の形成史を知る。

感想・レビュー・書評

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  • ロンドンに行くために、ロンドンの都市計画とか建築について知りたかったので読んだ。正直別によんでもあまり知識がつくとかいうことはなかった。

  • ロンドンを大地主による地所の開発により成立した都市として読み解く。ヒースロー空港から市中への道の景観からはじめ、ロンドンの東西の差、東西を分つ南北道路の成立、クラブという文化から地主によるエステート開発の法制度と具体例、さらに地主の開発行為を後追いするようなロンドンの広域行政の成立の消滅(本書の対象はGLCの廃止まで)に至るまでを要を得て簡潔に解説する。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ロンドンは広大な土地を持つ地主たちにより、エステートごとに開発されてきた。公園やストリートの名前からは地主や開発に携わった人物が読み取れる。彼らはまとまった土地を全体として有効に活用する町づくりができる立場なのだ。ロンドンを散策しながらエステートと建築の由来を追い、特異な発展を遂げてきた巨大都市の形成史を知る。
    目次
    1 ロンドンをよこに歩く
    2 ロンドンをたてに歩く
    3 クラブの世界
    4 町のなりたち
    5 ジョージアンからヴィクトリアンへ
    6 ロンドンの消滅

  • ロンドンの通りや建築物など、土地開発を中心とした都市形成の歴史を探った本。旅をするとたいてい「都市派」と「大自然派」に分かれると思うのだけれど、私は完全に都市派なので、こういった都市の町並みの成り立ちを知るのは大変楽しい。特にロンドンは、ただ通りに立って看板や標識を見るだけで楽しいのでなおのことです。

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著者プロフィール

復旦大学

「2021年 『Linguistic Atlas of Asia』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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