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- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480057136
作品紹介・あらすじ
物語とは何か。世界のうえに表象として燦然と姿をあらわす大きな「物語=レシ」の影に隠されて、日本語として物語は、その意味をあらためて問いなおされることがない。だが、『源氏物語』や『今昔物語』などの物語を称する文学の誕生以前に、フルコトとモノガタリという二つの種類の叙術があったのだとすれば、物語の意味は決して自明な事柄でなくなる。『古事記』『古語拾遺』『歌経標式』などの文献に分け入り、物語文学を支える多様な系の一つの「フルコト」の発見を通して、物語の起源を探究するスリリングな論考。
感想・レビュー・書評
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フルコト、モノガタリ、などの言語を拾い集めて纏める。しかし、その「研究」は文学の発生の謎などには全く届いていない。垣間見せもしない。戦前に流行った文藝学的分析という極めて近代的な手法。まだこんな化石のようなブンガクケンキュウをしている人間がいるのだなあと思ったら、やっぱりあの大学。
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