ODAの正しい見方 (ちくま新書 131)

著者 :
  • 筑摩書房
3.11
  • (0)
  • (2)
  • (16)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480057310

作品紹介・あらすじ

ODAとは国家予算を財源とする政府開発援助のことである。ODA予算は防衛費と並んで聖域視されてきたが、長引く不況によって、その意味と効果について綿密な検討が迫られている。そもそもODAという発想は、どのように定着していったのだろうか。予算の内容および決定と執行の仕組み、さらに諸外国の実情などの歴史と現状を洗い出し、日本のODAを徹底検証する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 戦後史のなかのODAと国際比較により、日本のODAの変遷と特徴をざっくりとつかみ、後の章で具体的な事例を見てODAにつきまとう難しさを論じるという構成。いきなりPKOが出てきた時は驚いたが、筆者なりの考えがあってのことだったようだ。日本の全体の予算からODAを見たりと一歩引いて見る視点があり面白かった。しかしもう少しグラフや表が欲しい。

  • ODAについてコンパクトにまとまっているので、ODA白書を読んだりするよりは便利。

  • ODAについての入門書として、とても解り易く書いていていいです。またある程度知識の或る人でも、よりしっかりまとめられていいかもしれません。

  • かなり古い(1997年発行)けど、当時のODAへの関心の高まりが伝わってくる。日本のODAの歴史的経緯、意義及び現状、問題点が薄く広く理解できる。でも、ODAについてわかりやすく整理して書いているだけで、目からウロコというほどではない。ODAを効果的に行うことの難しさが強調されている。

全4件中 1 - 4件を表示

草野厚の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×