もてない男

  • 筑摩書房 (1999年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480057860

感想・レビュー・書評

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  • また著者の読んでいる男女に関わる参考書籍の量がとにかく凄い。
    『もてない男』が『もて男』になる為の本かとつい手に取ってしまったが、内容はいい意味で裏切られ、著者は同性からみても漢らしく、まさしく『もて男』なんだろうと。
    「世の中には、三十過ぎまで女の人と付き合ったことのない、しかも童貞だというような男もいる。世間ではジェンダー研究だのセクシュアリティー研究だの男性学だのと言っているが、こういう男が問題にされたのをほとんど見たことがない。どうなっているのか」まえがきより

  • 古本買ったら、「もてない」というワード全てに青線が引いてあって心底ぞっとしました。

  • またキュートな男性を見つけてしまった!

  • 西欧文学や近代日本文学に関する薀蓄を傾けながら、モテない男の立場から、恋愛するのが当たり前のような風潮の現代を生きる苦しさを論じた本です。

    各章の末尾に詳しいブックガイドが付されていますが、基本的にはエッセイであり、著者自身が述べているように「義憤」ではなく「私怨」で書かれた本です。「そりゃ、大学教師で本を出してればそれなりに「ファン」はいる。しかし、そういう付加価値がなくて一番切実に異性に飢えていた学生時代にはほんとうにもてなかったのである。その怨恨だけは忘れられないし、これからだってどうなるかわかりはしない」なんて、何だか分かりませんがカッコいいセリフのような気がしてしまいます。

    本書の大ヒット以降、多くの類書が出回ることになったという事情もあって、今読むといま一つインパクトが弱いようにも感じました。「恋愛」が近代の産物だという議論から、より自由な男女の関係を称揚する一部のフェミニストに実証的な見地から反論しながら、それに代わる(モテない男のための)具体案を提出できないでいるところに、何となく歯切れの悪さを感じてしまったからかもしれません。

  • 恋愛に関心がない
     ベストセラーとしてはくだらない部類のもので、著者の本は好きだがこれはくだらない。

  •  本のタイトルにあるように、本書は女性にもてない男(昨今でいう弱者男性)に向けて、著者が性にまつわる歴史やそれに対する独自の見解を示し、各章の末尾にそこで話題となった題材と関連した本を紹介する構成となっている。この本は、とにかく性にまつわる話を展開して、女性とはなにか、恋愛とはなにか、性欲とはなにかと、考えさせられる。今回本書を読んで、性と宗教との関係性について(p52、p61など)色々と根深いものだとわかった。

  • このくだらない感じで盛り上げてくるところは好きなもので、ぶっちゃけ出てくる学者連中のほとんどは名前も知らんがなってなとこだけど、勢いで楽しめる。自慰行為というものに対して大っぴらに語れない程度にムッツリでも嫌いではないという場合においてはこの本を一人で読みながらニヤニヤするのが吉でしょう。
    とは言え後半に向けて次第にアカデミックになっていくもんで、いや段々と何言っているか分からんというか、あんまり残っていない模様。
    結局のところ、恋愛に頑張れない男子はどうすればよかったのか。教えてエロいひと!

  • 『恋愛論アンソロジー ソクラテスから井上章一まで』中公文庫 
    がこのアプリになかったので代わりに記録。

    恋愛の民主化というワード

  • 20050826

  • 童貞と処女の価値…まあ一般的に考えたらそうだよな…

  • 著者が言及している内容の妥当性・信憑性は一旦置いといて、着眼点が面白い。
    これを根拠に論を展開するのはいただけないが、たたき台としては実に価値のある一冊だと思う。

    なにより、小谷野氏の説得力が凄い。

  • 少し変わった考え方の持ち主のようだ。共感できる部分もあるが、わからないところも多い。

  • 縲御サョ縺ォ髫懷ョウ蜈舌r謗医°縺」縺ヲ繧ゅ?∽コ御ココ縺ァ縺?▲縺励g縺ォ繧?▲縺ヲ縺?¢繧九h縺?↑螂・縺輔s繧偵b縺ヲ縲阪→縺?≧縺上□繧翫?縲∝?諢溘?ゅ◎縺ョ莉悶?√≠縺セ繧願ェュ縺セ縺ェ縺?ユ繝シ繝槭□縺代↓縲√↑繧翫↓闊亥袖豺ア縺乗万繧∬ェュ縺ソ縺励∪縺励◆縲

  • 色んな文学作品にかこつけてのモテ論。ところで、気付けば本筆者の作品を結構読んでいる。今回もそうだし、毎回その主張に対しては首を傾げる部分が少なからずあるんだけど、どこか惹かれてしまう。題材の求め方が秀逸なんですね。巷の恋愛論なんて全く興味ないんだけど、上記の理由で本作も紐解くことに。相変わらず独特の論調で、逆に安心して読めました。レイプの項で取り上げられていた、筒井をはじめとした全時代的な言い分には参ったけど、それに対しても至極マトモな返しがなされていたし。総じて”分かる”言い分でした。

  • もてない男の定義とかそんな感じの内容かと思いきや、序盤はシモに対する話だった。しかし面白おかしく茶化しているのではなく、真面目に論じているので冷静になると一体私は何を読んでいるのかさえ思ってくる。
    だが途中からペースが失速し、読み終えるのに苦労した。

  • 面白かった!
    恋の悩みに取り込んでる自分に、ここには答えが用意されていた!

    わけではなく、もてない男、持たざる者たちの声がここにはあった。

    恋愛なぞするべきでない、とまでは言わないが、どうやら恋愛とはとんでもなくやっかいなものなのである。
    だから悩むわけだが、それが恋なのでしょう。不合理な行為だとわかっているのに。

    「なぜ愛してくれる相手を愛し返せないのか」

    名言である。

  • この本に書かれているが、もてないということは、自分の好きな女性にもてないということで、万人にもてないということではない。そのとおりである。かなり、女性に優しい筆者であると思う。だから、女友達が多いのであろう。その意味では、フェミニストであると思う。何か、女性とトラブルを起こしたときは、おそらく、女性の側について、相手をストーカー呼ばわりするタイプであろう。もてない男の恋愛論として面白い。また、恋愛が一種の強烈な宗教であるという部分も面白かった。なかなか、他の書籍の紹介も多くて、内容があるので、また、繰り返して、読んだほうがより、おそらく、理解が進むと思った。

  •  恋愛って素晴らしい、人はいくつになっても恋愛をしなければならない、などなどの恋愛礼賛にしんどさを覚える人におすすめ。

  • 出版された当時に読んだ。面白かった。
    ブックガイド、読書案内としても参考になった。

  • 小谷野さんの本はよく読んでいたのですが、一番売れた本を読んでいなかったので読んだ。これといって特筆することはないですかね。

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著者プロフィール

1962年、茨城県に生まれる。東京大学文学部英文科卒同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術業博士。2002年、『聖母のいない国』でサントリー学芸賞を受賞。評論・随筆では1999年刊でベストセラーとなった『もてない男』をはじめ、『〈男の恋〉の文学史』『江戸幻想批判』『恋愛の昭和史』『谷崎潤一郎伝―堂々たる人生』『川端康成伝―双面の人』『江藤淳と大江健三郎』など著書多数。小説では10年「母子寮前」で、15年「ヌエのいた家」で芥川賞候補となる。(両作とも同名で書籍化)ほか小説集として『悲望』『童貞放浪記』『東十条の女』が、また最新刊として、自伝『あっちゃん――ある幼年時代』がある。

「2024年 『三木卓 単行本未収録作品集 ヌートリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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