プラトン入門 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 229
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480057907

感想・レビュー・書評

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  • ずっとベッドサイドにありながら読めなかった本。プラトンの著作とニーチェなど近代哲学者の評価を対比しつつ、イデアについて再評価している。フッサールの本質直観との絡みも興味深い。

  • 現象学というイメージの著者だったが、本書を読んでイメージが変わった。
    ちくま新書の哲学入門のシリーズの中でもかなり好きかも。

    今さらプラトンなんて、という気もしないでもないが、こうして現代とつながる形で解説してあると途端に身近に感じらる。もちろん当時の状況を踏まえて読むべきであるという著者の主張はもっともであるのだが、なんだろうかこの「わかった感」というか「スッキリ感」。

    言語ゲームやマルクス主義を絡めてプラトンの哲学を説明してあるだけでこれほどまでにおもしろいとは。

  • 最近の私は、プラトンとアリストテレスが2度目のマイブームを迎えていて、10年以上前に読んだものを引っ張り出して読み直している。世の中のあらゆる理論的対立は、プラトンとアリストテレスの対立と構造的に同型なのではないかと思い始めたのがその理由。これは、演繹的推論に基づく主張と帰納的推論に基づく主張の対立、と置き換えることもできるが、そこまで単純化してしまうのも危ないところ。人間が行う演繹的推論は(意識するか無意識かは別として)帰納的推論なしでは実行不可能だし、そもそも演繹的推論を表す論理モデルは気の遠くなるような帰納的推論を通じて得られたものである。ただ、ありえない理想に向かって演繹的に物を考える人と、客観的な事実のみを信じて帰納的に物を考える人の間には、どうしても埋めがたい溝が存在してしまうし、溝を埋めるのがいいとも思えないし、どうしたものだろう? 半年に1度、社長が全社員の前でラファエロの名画「アテナイの学堂」を見せながら講演するたびにそう思う。

  • オフィス樋口Booksの記事と重複しています。記事のアドレスは次の通りです。
    http://books-officehiguchi.com/archives/3983123.html

    プラトンは紀元前の哲学者であるが、現代でも研究対象となっている哲学者のうちのひとりである。理想としては、ソクラテス→プラトン→アリストテレスの順で読み進めるのがベストかもしれない。

    紀元前の哲学を初めて勉強する人にとって、最適な本である。この本をきっかけに知識の幅を広げてほしい。

  • プラトンの唱えるイデア説。哲学はこうであってほしい。宗教とはちがい、自分の幸福を自分で探索していく姿勢。幸福とはなにかを考えることによって、自らの知を幸福のために使おうとする。学びの楽しさを体験できる。

  • プラトンのわかりやすい入門書。
    教育実習時に読んだ気がするよ

  • 高校時代に買って読んだことを思い出す。当時は全然わからなかった。まぁ、プラトンに入門しにくい本ではあると思う。
    ある程度哲学史的知識を持っている人ならば、かえって読みにくい。入門者には難しい。なにより、竹田青嗣の文体は、結構わかりにくい。
    ……まぁ、これも今だからわかることだ。
    ブラックや藤沢令夫に当たるのがよいと思う。それを手引に、実際にプラトン(翻訳で十分)を読むのがいい。

  • ¥535, Amazon。

  • 全然「入門」じゃない

    近代になってニーチェやハイデガーなどに批判されているプラトンであるが、その批判はプロティノス以降、認識論としてのみのイデア論になってしまい、西洋思想の屋台骨となってしまった「通俗プラトン主義」への批判であり、プラトンそのものへの批判ではないという点を著者は指摘している。

    改めてプラトンに対する新しい見方を喚起させてくれる一冊。

  • ホントの入門書としては良い。一通りプラトンの書籍と思想について紹介されているし、はしがきのプラトンの思想のまとめも良いと思う。
    プラトンが求めた思想は「絶対的真理」でなく、「普遍的真理」だ、というのが本書の要旨のようだが、よくわからん。ニーチェの思想と対比させた考察も浅い印象だ。

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著者プロフィール

1947年生まれ。哲学者。早稲田大学政治経済学部卒業。現在、早稲田大学国際教養学部教授。主な著書に、『プラトン入門』、『言語的思考へ』、『人間的自由の条件』、『完全解読 カント『純粋理性批判』』、『完全解読 フッサール『現象学の理念』』ほか多数。

「2017年 『ハイデガー入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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