消費資本主義のゆくえ: コンビニから見た日本経済 (ちくま新書 263)
- 筑摩書房 (2000年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480058638
作品紹介・あらすじ
規制緩和と電子ネットワークの整備により、消費者の選択の幅は広がり、個人消費が拡大して経済の活性化に寄与する-。このような「通説」がこれまで信じられてきた。しかしそれは長引く不況にあえぐ我々をもはや納得させてはくれない。大型スーパーからコンビニや専門店へと消費の主導権は移り、また一方ではIT革命が進行するなか、既存の理論では説明のつかない日本経済の現実をどう受け止めたらよいのか。戦後の日本が歩んできた消費の歴史を振り返りながら、現代経済と日本の消費社会に柔軟な感覚で新しい光をあてる。
感想・レビュー・書評
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経済を消費という側面から分析するという、あるようでなかった本だと思う。
非常に面白く読んだ。
とはいえ、やはり現代の消費=コンビニ+携帯電話と言われると切ないものがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経済に疎いので、勉強しようとして読んでみたのですが、サイードのオリエンタルリズム、ソシュールの議論といった、社会学にも及ぶ広範な知識と経済の知識を掛け合わせて新たな知見を述べられていました。この著者の方の知識の守備範囲の広さに脱帽しました。社会学を普段学ぶ自分に見覚えのある知識をリンクさせて読むことが出来たので、面白いと思いました。駆け足で読んだ為、噛み砕き切れてない部分も多いので、また、ゆっくりと読みたいものです。
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[ 内容 ]
規制緩和と電子ネットワークの整備により、消費者の選択の幅は広がり、個人消費が拡大して経済の活性化に寄与する―。
このような「通説」がこれまで信じられてきた。
しかしそれは長引く不況にあえぐ我々をもはや納得させてはくれない。
大型スーパーからコンビニや専門店へと消費の主導権は移り、また一方ではIT革命が進行するなか、既存の理論では説明のつかない日本経済の現実をどう受け止めたらよいのか。
戦後の日本が歩んできた消費の歴史を振り返りながら、現代経済と日本の消費社会に柔軟な感覚で新しい光をあてる。
[ 目次 ]
序 戦後日本の消費にかんする通説と異説
第1章 欧米社会に見る消費の五つの類型
第2章 戦後日本が歩んだ消費の歴史
第3章 消費資本主義とは何か
第4章 日本の消費はどこへ行くのか
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
浅羽通明氏推薦(高度成長を消費者の歴史と捉え、その終焉が現在の長期不況を生んだという)
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2000 「消費」の側面にスポットをあてた資本主義論
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充実した本だったのかもしれないけど、コンビニから見る…ってところが羊頭狗肉で期待はずれだった。それだけ。