本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480059123
みんなの感想まとめ
建築の基礎から歴史的背景までを軽妙なエッセイ形式で解説する一冊で、読者は知らなかった雑学を楽しく学べます。縄文時代の住居の考察や、屋根に草花を植える芝棟の話など、建物の構成要素を掘り下げる内容が魅力的...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
[ 内容 ]
人はいつから「家」に住むようになったのだろうか。
自然の中で暮らしていた人間が家を建てるようになったのはいつからなのだろう?
山や川、木や石などに神が宿っていると信じていた頃からの心の習慣が、日本建築の中にはそこはかとなく生き続けている。
柱とは?
屋根とは?
天井とは?
建築史家であり、建築家でもある著者が、初学者に向け、屋根、床、柱、窓、雨戸、ヴェランダなど建物の基本構造から説く気鋭の建築学入門。
[ 目次 ]
1 目からウロコ!?古代の建築術(石器で丸太は伐れるのか?―磨製石器 魔法的先端技術“縄”―しばる技術 弥生的なるモノ―竹 「夏は樔に宿」とは―樹上住宅 ほか)
2 アッと驚く!!住宅建築の技(家は夏をもって旨とすべし―住宅 シック・ハウスの代わりにシックイ・ハウスを!―建材 引き戸とドアーを隔てる歴史的事情―戸 日本建築の生命は床にあり―床 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
勇ましいタイトルがついているけれど、建築の雑学書です。
「基礎と土台はどっちが上か」など、知らなかったことを知るのはいい気持ち。
著者の空想の部分を「楽しい」と思うか「無駄」と思うかがこの本の評価の分かれ目でしょう。 -
縄文時代の人々がどのような住居に住んでいたか、という考察から始まり、屋根に草花を植える芝棟の話、柱、床、窓といった建物を構成する要素ひとつひとつの話、を、藤森氏らしい闊達かつ軽妙な論調で短いエッセイ形式にまとめている一冊。
自分で作った石斧で樹木を伐ろうとした、といったエピソードも出てきて、この方って昔っからこういう実践派だったんだなあ、としみじみする。
楽しく読んだ。 -
住宅のパーツ一つ一つを歴史を紐解きながら解説。筆者の交友の深さからくるエピソード、ユニークなキャラクターもあり、飽きずに楽しく読めました。
-
家のそれぞれの部分の歴史や意味合い、日本独自の捉え方など、それぞれのつながりも知ることができて面白かった
-
「弥生よりも縄文」
から始まる建築史。
想像してたのと違ったけども、面白く読ませていただきました。 -
あとがきにもあったけど、建築学というより、著者の視点から見た建築史(マイ建築史)だった。
学問的と言うよりはエッセイに近いかな。
途中で退屈する部分もあったものの、人との小話に使えるような建築雑学を知ることが出来たような。 -
全体は2部に分かれており、第1部では、縄文時代の住居についての考察が、著者自身がおこなったさまざまな実験をまじえつつ展開されています。第2部では、床、畳、窓、廊下といった、現代の住宅建築にまつわるテーマについて語られます。
建築の歴史や思想についての入門書ではなく、著者が過去から現在に至るまでの建築のさまざまなテーマについて自由に語ったエッセイといった感じの本でした。もう少しオーソドックスな建築入門の本を予想していたので、ちょっと期待はずれでしたが、それでも楽しんで読むことができました。 -
-
途中。縄文人の樹上住居云々は眉唾。憶測のどあいが強すぎるかも。もうちょっと裏付けしてほしい。切り口はすごく面白い。あまり真面目に読むべきではないのかも。
-
ユーモアたっぷりの建築エッセイ集。
軽く読めるとはいえ、知らないこともたくさんあって、楽しかった。
縄文の竪穴式住居。
夏はツリー・ハウスへ移っていたのではないか、とのこと。
石器で加工するには、栗の木のような硬い木の方が向いていたという、考証も面白い。
そこから、高床式とか、柱といった建築方法に関わる話から、家具や冷暖房といった、周辺的な問題まで、日本の住宅の変遷が、エッセイ特有の自在さで繰り出される。
雨戸って、世界にはないものだともあった。
ヨーロッパの鎧戸は、むしろ暖かい地方の、日よけの機能を持たされたものであるとも。
台風のときの守り神のように思ってきた私には、ちょっと衝撃的だった。
東南アジアの台風対策って、じゃあ、どうなっているんだろう? -
配置場所:摂枚普通図書
請求記号:521.85||F
資料ID:95080097 -
藤森節炸裂の一冊。実用的な本ではないが読み物としては面白い。
-
筆者もあとがきで述べているが、見事なまでの「My建築史学入門」であり、すなわち藤森照信の建築に関する考察が凝縮されている本となっている。言うことが極端だったり、一部の事例からの推測が多いように見えたりするが、きっと書いてあることの何倍もの知識を持っているからできることなんだ、と勝手に思って楽しく読ませてもらった。
-
あとがきにも書いてあるが「建築学」ではなく「マイケンチク学」というものなのだろう、だからこそこちらも斜に構えず、読み進めていくことができたように感じた。そこには、押し付けがましさはなく。むしろ小汚い居酒屋で自分の好きなもの(建築)を楽しく話しているような、イメージで本を読んでいけた。こちらも素直な気持ちで、読んでいけば自然と心に残る。好きなものを好きと胸をはって言える。藤森の素直な気持ちが伝わってきて、新しい発見がある。自分も建築が好きだったのだなという素直な気持ちで読み終えた。
-
難しいことはひとつも書いていない(讃辞である)。専門的なことへの説明もないが、ケンチクを面白く見るヒントをたくさん教えてもらった。
曰く、天井はなぜあるのか、曰く、暖房は数万年の歴史があるが冷房は数十年、曰く、ドアと引き戸の選択について。
専門知識なんてなくても(もちろん筆者は建築家ですが)考えをめぐらすだけでこれだけ面白くなるなんてすごい。 -
その昔、屋根には花が咲いていたという。
芝棟というらしい。
屋根に花が咲くなんて、なんて平和。 -
トピック形式でさくさく読みやすい。藤森照信は文章がわかりやすいし面白くていいね。同年代の建築家の本とかは、まだまだ難解で何言ってんのかよくわからないし(本人も分かってないんじゃないかと思うくらいな)。建築史家、と本人もさんざん自称しているのは、そのへんの「ケンチクカセンセイ」と一歩距離を置きたい気持ちがあるからじゃないだろうか。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
藤森照信の作品
本棚登録 :
感想 :
