世界を動かす石油戦略 (ちくま新書)

  • 筑摩書房 (2003年1月1日発売)
3.38
  • (4)
  • (17)
  • (37)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 148
感想 : 17
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480059857

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

石油の流通性や市場の変化を通じて、国際政治や経済の複雑な関係を探る内容が展開されています。特に、アメリカの中東への関与は、単なる地政学的な理由だけでなく、石油取引市場の安定を維持するためであることが強...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • 10年以上前の本なので状況が変わっている部分も多いけれど、基本知識、考え方、過去のできごとなど学ぶこと多かった。かっちりした書き方でわかりやすく冗長度低い文。新品が見つからず古本だったので、著書の方に貢献(数十円だけど)ができなかったのが残念。

  • 極東ブログ

  • (後で書きます)

  • 201112

  • - 世界を動かす石油戦略
    - 石井彰, 藤和彦
    - 筑摩書房
    - 2003

    ・序章 石油をめぐる地政学とは何か?
    ・第1章 なぜ米国は石油に政治介入するのか?
    ・第2章 石油同盟と化す米ロ関係
    ・第3章 さらに不安定化する中東
    ・第4章 大きな攪乱要因、中国
    ・第5章 新しいエネルギー戦略を求めて

    石油とは
    ・もはや戦略物資ではない
    ・高度な市場が成立した流通商品である

    アメリカと石油
    ・アメリカは車社会であり、石油依存度は極めて高いため、石油市場の安定化は最重要課題
    ・アメリカは中東の石油依存度は低いため、中東の油田権利が欲しいわけではない
    ・石油は流通市場ができあがっているため、最大産油地域である中東が政情不安で安定的に産油できなくなると、例えアメリカと中東との直接取引量が少なかろうと、市場が混乱するために結局アメリカがとばっちりを受ける
    ・なのでアメリカは中東産油国が(比較的政情が安定する)民主主義国家であって欲しい

    日本は天然ガスへ行くべき
    ・天然ガスは二酸化排出量が少ないので、環境保護に貢献できる
    ・埋蔵量が石油より多い
    ・石油は中東やロシア、アフリカ等政情不安なところにしかなく、石油に頼りすぎるのは危険
    ・アジア、東ロシアに大量にあるため、日本にとって入手が比較的容易
    ・ただし流通インフラの整備には技術と費用が必要

    石炭、石油、天然ガス
    ・CO2排出量 :石炭>石油>天然ガス
    ・運搬容易性:石炭>石油>天然ガス

  • 4480059857  222p 2003・1・20 1刷

  • 著者が「100%そうなるだろう」とか「確実に言える」とか、何の根拠も数値的具体例を挙げることなく言ってるのが、すごい気になった。

    けど、主張としてはわかりやすかった。

    ・アメリカの行動は、石油価格を安定化させるためのものであって、覇権国家としての自覚があって、大変よろしいと思うよー。
    ・石油は非常に流動性に優れた商品やから、国際市場で自然と価格が安定化される
    →資源の囲い込みとかやっても無駄でっせ。オイルショックから学んだことを活かそうや。
    ・日本は早急に天然ガスをエネルギーの中心にすべき
    →LNG船とか使ってるのは、ほぼ日本だけ。パイプラインの建設にもっと積極的になるべきで、政治はそこに注力すべき。
    ・中国の発展とか中東の政治状況の将来が不透明すぎるから、とりあえず世界的な変化はよくわかりませーん

    大体こんな感じ。
    2003年の本にも拘わらず、めっちゃ勉強になったことは間違いない。
    なんか、これのパクリみたいな本が2010年に出たらしいから、そっちも読んでみようと思う。

  • [ 内容 ]
    石油は、世界全体のエネルギー消費の四割をまかなっている。
    この石油をめぐって、米国と中東産油国、ロシア、中国が二〇世紀とはまったく異なる「国際政治ゲーム」を繰り広げようとしている気配が濃厚である。
    石油をめぐって国際情勢が大きく動かされる時代、あるいは石油が国際政治によって大きく動かされる時代を再び迎え、日本はどのように対応すべきなのか。

    [ 目次 ]
    序章 石油をめぐる地政学とは何か?
    第1章 なぜ米国は石油に政治介入するのか?
    第2章 石油同盟と化す米ロ関係
    第3章 さらに不安定化する中東
    第4章 大きな攪乱要因、中国
    第5章 新しいエネルギー戦略を求めて

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ・石油は世界のどこからでも手に入る.地政学的な考えは現在通用しない.
    ・石油価格は投資市場から受ける影響が大きい.
    ・中東から大量に輸入しているのは日本のみ.
    ・オイルショックはサウジの米国に対する牽制から起こったもの.
    ・アメリカの目的は中東の周辺化
    ・ロシアの台頭
    ・中国と周辺国との衝突
    ・今後石油の産出が見込まれる地域は政治的に不安定
    ・欧米は天然ガスへシフトしつつある
     -CO2排出量が石油よりも少ない
    ・日本は石油に大きく依存
     -天然ガスのパイプラインがない
    ・エネルギー源,石油供給源,石油調達源の多様化が必要.

    石油に絡んだ経済原理が何となくわかった.
    北方領土問題を早く解決してロシアと国交回復すればいいと思う.

  • このような石油市場の将来の不安定性増大に日本として対処するには、エネルギー源の多様化、石油供給源の多様化、石油調達手段の多様化が必要であること、特に日本においては極東ロシアを含む近隣地域に豊富にある天然ガス資源をいかに有効に利用するかがカギであること

  • 陰謀論に与しやすい人とか読んだ方がいい本。世界はもっとドライに動いてまっせ。

  • 石油価格 かつては石油メジャー、OPECが決定 現在は市場(ニューヨーク商品取引所NYMEX, ロンドン国際石油取引所IPE) アメリカは石油の中東依存率は少ないが、中東の供給が乱れると石油価格がみだれるので、介入している。 石油危機 減産したくにもあったが、供給を増やした国もあった。日本の石油輸入は激減していない エネルギー供給安全保障で大事なことは 産地、調達手段ルート、資源の多様化 天然ガス、燃料電池の分散型エネルギーシステム サハリンから天然ガス 日本はパイプラインシステムの構築が遅れている。

    2013/3/17 2回め

    昔seven sisters次opec今は市場が価格決定
    アメリカ 国際市場が機能するように中東にコミット
    トルコのボスフォラス海峡をとおらないとロシアの原油が輸出できない

    第一次石油ショック 日本の石油輸入量は実は減っていない 買い付け担当者の努力のため
    ただし、ショックは消費者関係業者のパニック心理、適切な対処ができなかった消費者政府、パニックを煽ったマスコミの三重奏で起こる
    欧米の石油業者の間では過去の石油危機における日本の石油業界商社が元凶
    餓死は都会でなく農村で起こる 農村は購買力が低く、流通が少ない


    エネルギー需要における石油の割合を下げる 石油備蓄
    調達を長期契約で産油国から購入から、油田権益をもち、国際市場に左右されない安定的な入手手段を得る
    日本 天然ガスパイプラインの整備が遅れている

  • 石油って何なのかは、一度知っておいたほうがいい。

全14件中 1 - 14件を表示

著者プロフィール

エネルギーアナリスト

「2014年 『木材・石炭・シェールガス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石井彰の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×