大坂商人 (ちくま新書 411)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061119

作品紹介・あらすじ

江戸時代に日本の経済は発展を遂げた。その発展を支えたのが「大坂商人」と呼ばれるビジネス集団である。では、なぜかれらが経済成長の立役者となりえたのか-。その答えは大坂商人の経営思想に見出すことができる。かれらは権力に頼ることなく、自身の才覚によって商売をおこした。つまり、イノベーションを基本思想としていたのである。本書では、大坂豪商家の系譜を辿り、歴史がいかに商業経済の発展とともに変遷してきたかを解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 大坂商人の始祖は、武士であった方が多い。武士の胆力、対局感と商売の始末、才覚、算用が必要なのだろう。
    「堪忍は一生の相続、正直は一生の宝、慈悲は一生の祈祷」
    「堪忍のなる堪忍が堪忍か、ならぬ堪忍するが堪忍」

  • 近江商人の勉強をはじめたばかりで、地方による違いがまだよくわかっていない。
    大阪商人が、両替商を軸に発展したことが分かった。
    下村家,松屋,大丸がつながった。大阪店条目控をよく習いたい。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院博士課程修了。文学博士。元明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組んでいる。著書に『律令太政官制の研究』『日本古代国家と律令制』(ともに吉川弘文館)など専門書のほか、『歴史書「古事記」全訳』『古事記・日本書紀を知る事典』(ともに東京堂出版)、『古事記と日本書紀 どうして違うのか』(河出書房新社)など多数。

「2022年 『古代史入門事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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