- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480061287
作品紹介・あらすじ
文章を書くのは正直しんどい。さまざまな約束ごとがうるさいし、自分の内面や教養までがもろに評価されかねないのは相当の重圧だ。…それでも、迷ったり悩んだりしながら、結果的に書けたときの歓びは格別である。なぜか?それは、文章を書くことが、とりもなおさず「自分」をつくることだから。旧来の窮屈な文章観を駆逐し、自分にしか書けないことを楽しみながら書くコツを手ほどきする革命的な文章読本。
感想・レビュー・書評
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よい文章の条件とは
自分にしか書けないことを、
だれが読んでもわかるように書く。
212ページ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者は、小説やエッセイといったジャンルを超えた「純文章」という考え方を提出し、文章を綴るという営みを多くの人びとに開こうとする試みをおこなっています。
従来の「文学」という枠組みは、仰ぎ見るような名作を、他の文章から区別する役割を果たしてきました。誰もが無意識のうちに創造的な文章を作り出しているはずなのに、そうした短く断片的な文章は「作品」ではないと考えられていたと著者は指摘します。そうした窮屈な「文学」から、より自由な「純文章」という考え方に移行することで、誰もが日常の中で生む創造的な文章をすくい取ることができるのではないかというのが、著者の考えです。 -
読み始めてから、何か違和感のようなものを感じ続けていたが、結局、著者が何を言いたいのかよくわからない本だった。
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小学生の作文から谷崎潤一郎の長編まで。
文学ではなく文章を、ここまで語れるかと思ってびっくり。
満足度9-