経済大転換 反デフレ・反バブルの政策学 (ちくま新書)

  • 筑摩書房 (2003年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480061393

感想・レビュー・書評

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  • 「金子勝『経済大転換』の支離滅裂」
    https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292069.html

  • (~2004大学時代の本@202012棚卸)

  • 『セーフティーネットの政治経済学』『長期停滞』(ともにちくま新書)の続編で、3部作の完結編となる本です。

    著者の基本的なスタンスは前著から一貫しており、本書でも小泉政権下における竹中平蔵の経済政策に対して舌鋒鋭く批判をおこなっています。とくに不良債権問題に対しては、銀行に対する十分な引当金を積むことのないまま弥縫策に終始していても、繰り返し損失が表面化することになり、そのたびに貸し渋りや貸し剥がしがおこなわれ、デフレ不況から脱することはできないと著者は言います。その上で、十分な引当金によって信用収縮に歯止めをかけることが、デフレ脱却へのもっとも有効な道筋だというシナリオが提示されています。

    本書のサブタイトルになっている「反デフレ・反バブルの政策学」という言葉に引っかかりを覚える読者もいるかもしれませんが、年金問題や高齢化問題といった日本が直面しているさまざまな課題に対する適切な政策をおこなうことが、経済の世界においても確かな信用をもたらすことになるという著者の主張が、このタイトルには込められているように思います。

  • [ 内容 ]
    イラク戦争以後、アメリカの一国決定主義がますます突出し、世界は「分裂と不安定の時代」に入っている。
    一方、経済状況をみると、当分の間、世界同時デフレから抜け出せそうにない。
    それに苛立つかのように、日本国内ではバブル待望論が絶えないが、アメリカの景気頼みの日本経済回復シナリオは非常に危うい。
    むしろ地方へとデフレが波及し、さらに深刻化していくおそれがある。
    もはや古い時代の発想は通用しない。
    思考および政策の大転換が必要だ。
    日本経済の位相を確かな目でとらえる、『セーフティーネットの政治経済学』『長期停滞』に続く、三部作の完結篇。

    [ 目次 ]
    序章 分裂の時代へ
    第1章 バブルをつなぐ経済
    第2章 「グローバルスタンダード」がもたらすデフレ圧力―市場と制度のフィードバック関係
    第3章 不良債権と企業再生
    第4章 財政崩壊と増税の悪循環
    第5章 日本型インナーシティ問題と地方分権
    終章 反デフレ・反バブルの政策へ

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 解りやすい本です。

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著者プロフィール

1952年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。法政大学経済学部教授、慶應
義塾大学経済学部教授などを経て、現在、淑徳大学大学院客員教授、慶應義
塾大学名誉教授。著書多数。近著に『現代カタストロフ論 経済と生命の周
期を解き明かす』(岩波新書)、『岸田自民で日本が瓦解する日』(徳間書店)、『高
校生からわかる日本経済 なぜ日本はどんどん貧しくなるの?』(かもがわ出
版)、『裏金国家─日本を覆う「2015年体制」の呪縛』(朝日新書)がある。

「2024年 『「食料・農業・農村基本法」見直しは「穴」だらけ!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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