- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480061645
作品紹介・あらすじ
かつて世界に優秀さを誇った日本の組織は今、活力と信頼を失いつつある。その原因は、組織が個人のホンネから乖離したタテマエ論に支配され、環境の激変により、それが通用しなくなったためではないだろうか。本書では、組織における人びとの行動や人間関係に焦点を当て、さまざまな事例やエピソードを紹介しながら、隠れたホンネがいかに大きな力を持っているかを明らかにし、個人のホンネに基づいた組織づくりを提唱する。
感想・レビュー・書評
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太田さんの2004年に書かれた本。
「見せかけの勤勉」の本につながる内容。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
購入:2004年8月6日 読了:2004年8月31日 廃棄:2019年5月18日
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"ホンネからの組織づくり 「健全な利己心」を出発点に"という章のタイトルがまさにしっくりと来ました。キレイ事と地に足の着いた組織運営を橋渡しするセンスだと思います。
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【MM111 mylibrary マイライブラリ・アウォード!2005 2006/2/1】
《次点2》『ホンネで動かす組織論』(太田肇著、ちくま新書、2004年)
http://tinyurl.com/c6v3v
(コメント)社員のホンネと会社のタテマエの矛盾を比較させながら、ホンネを適した組織運営とは何かを問いかけます。公務員の事例も多くあり、参考になります。 -
[ 内容 ]
かつて世界に優秀さを誇った日本の組織は今、活力と信頼を失いつつある。
その原因は、組織が個人のホンネから乖離したタテマエ論に支配され、環境の激変により、それが通用しなくなったためではないだろうか。
本書では、組織における人びとの行動や人間関係に焦点を当て、さまざまな事例やエピソードを紹介しながら、隠れたホンネがいかに大きな力を持っているかを明らかにし、個人のホンネに基づいた組織づくりを提唱する。
[ 目次 ]
第1部 なぜ、やる気がでないのか(「お客さま第一」のウソ;「ぶら下がり」はじめた社員たち;タテマエ主義で行きづまる組織活性化策;「タテマエによる管理」の失敗―役所を例に)
第2部 ホンネの抑圧が組織を滅ぼす(「公」を装い「私」をとおす;不祥事もタテマエ論から;危険なタテマエの押しつけ)
第3部 ホンネからの組織づくり(「健全な利己心」を出発点に;ホンネの中身を探る;ホンネに届けば人は動く)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
2007/8/8購入
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本書では、関係者利益と調和するホンネを盛り込んだ組織改革が有用であると述べられていた。従来型のタテマエ主義が通用しなくなった理由として、1)「所属組織よりも自分の仕事に対して一体化し、仕事を通して自分の目的を達成しようとする人々」の増加、2)個人主義の台頭などが挙げられており、その根拠を豊富な事例を示しながら説明されていた。組織改革の到達点として、「組織に属しながら自営業のように働く「半独立型」」があると言及した著者に同意できた。特に「タテマエとホンネ」が論理的にわかりやすく解説されていたところが良かったと思う。