キャリア転機の戦略論 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
2.81
  • (0)
  • (4)
  • (17)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 77
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061997

作品紹介・あらすじ

五年先、一〇年先の職業人生について、あなたは展望をもつことができるだろうか。ひとつの会社組織の中でまっすぐにつながるキャリアを思い描くことが困難な現代、これは多くの人が共有する悩みであろう。では、長期的な視点でキャリアをデザインするには、つまり自分の仕事と生き方に戦略をもつには、何が大切か?本書では、キャリアの転機を乗り越えてきたヨーロッパ職業人の個人史を素材に、その勘所をさぐる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 年齢別の仕事の選び方について書いた本
    真ん中部分は実例でそこまで面白くもないのではじめと終わりだけで十分でもある

    初期、直面、習熟、試行錯誤、
    中期、高度な適応力、意思を持って選ぶ、一貫性
    後期、仕上げ、新しい好奇心、知人

    仕事選び、仕事内容、人間関係、経済性
    戦略的、中長期、先手、ビジョン、選択、流れ

  • 再読に気がつかず購入…。半年振りに読んでみると前とは違いがあったと感じた。

  • まぁなんとか!

  • 『よくいわれることだが、ヨーロッパのミドルエイジのほうが、その意思決定に対して主体的で、展望的で、持続的なのだ。

    主体的というのは、会社任せにせずに自分で決めるということである。

    展望的というのは、回顧的の反対で、自分の将来を自分でイメージし、それに向かってキャリアをデザインしていく姿勢が強いということである。

    そして、持続的というのは、そういうキャリアデザインとキャリア選択の意思決定を何歳になってもするということである。その結果、相当の年長者が大きなキャリア転換をすることも多い。』

    12人のヨーロッパ人のキャリア観に基づいて考察されていて興味深かった。事例が豊富で興味はわくが、それほど深く考察されているわけではないので、あくまで事例集の域にとどまっている。また、日本と西欧社会の仕事観の比較文化ってほどでもなく、少し物足りない。

  •  イギリスのビジネススクールで教鞭をとる著者が、様々なキャリアを歩んで来たビジネスマン・ビジネスウーマンにインタビューを行い、それをもとにキャリアのあり方や戦略について論じた本。こうやって紹介すると難しそうだけど、全然そんなことはない。最低限の知識があれば読めるはず。僕のキャリアに足りない戦略は、「自然な流れ」と「選択」かな。

  • キャリアの転機を何を考えるか?


    中長期的な視点を持って、強みを作る一貫した努力を行い続ける

  • [ 内容 ]
    五年先、一〇年先の職業人生について、あなたは展望をもつことができるだろうか。
    ひとつの会社組織の中でまっすぐにつながるキャリアを思い描くことが困難な現代、これは多くの人が共有する悩みであろう。
    では、長期的な視点でキャリアをデザインするには、つまり自分の仕事と生き方に戦略をもつには、何が大切か?
    本書では、キャリアの転機を乗り越えてきたヨーロッパ職業人の個人史を素材に、その勘所をさぐる。

    [ 目次 ]
    第1章 個人史にキャリア転機をみる
    第2章 若者はなぜ守りに回るのか―防衛するキャリア初期
    第3章 中年の危機をどう乗り越えるか―選択するキャリア中期(男性)
    第4章 運・不運にどう適応するか―模索するキャリア中期(女性)
    第5章 学習の持続はなぜ可能か―学習するキャリア後期
    第6章 転機をいかに乗り越えるか

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • イギリス人の事例を用いて、キャリアアップについて説いている。特に参考にはならず。

  • ちょっとタイトルに騙された感がある。「戦略論」ではない。著者が転職先進国であるイギリス滞在中に、若者からキャリア形成後期にあたる55歳前後の人まで幅広くインタビューをしたものを文庫本にしたもの。参考にはなるが即効性はない。日本でのキャリア形成を修正の効かない「水墨画」、欧米でのキャリア形成をやり直しのきく「油絵」と例えたのはなるほど!といった感じでした。そして巻末には「仕事と生き方の問題については、結局のところ、自分が置かれたそれぞれの社会の中で、一人ひとりが自ら考え行動していくほかにないからである。」確かにそうだけど結局それかよ!!

  • ・新書だけれどもまったくかたくない
     文庫でもおかしくない感じ
    ・出てくるケースを楽しんだ

    ・要は、アップデートを怠らないこと、
     チャンスをつかむための準備として人脈を広げておくこと、
     何をコアにするか見極めをつけていざというときは
     新たな場に飛び込んでいくこと。
     というのは簡単だけど、これが難しいんですよね。

    ・若い人ほど身の安全を図る、
     キャリア成熟期の人のほうが様々に動き回る、
     というのは興味深かった。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

慶應義塾大学教授

「2005年 『イノベーションの収益化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榊原清則の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×