- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480062109
感想・レビュー・書評
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世界と日本のテロ対策について、包括的、総合的な視点から類書にない形でまとめられている。
テロとは何かという問題で足踏みが目立ったこれまでのテロ研究から、具体的な政策の観点から見るものがようやく現れたのがこの著者の世代からではないかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
テロ対策も他の治安関係の案件と同様に、国内で完結する事案のように思われる。
ところがテロリストはしばしば国境を越えて活動するために、主要な政策は国際的な合意の中で立案・実施されている。
それは一九七〇年代に、イスラエルはもちろんアメリカ、イタリア、ドイツ、イギリスなど先進諸国でテロが激化し始めて以降、顕著になったが、9・11後は流れが加速している。
日本でもいまだに大きな謎となっている地下鉄サリン事件などによってテロが他人事ではなくなった今日、テロ対策はどのように組織されているのだろうか。
戦後史をふり返りながら、転換期にある日本のテロ対策について考える。
[ 目次 ]
第1章 九・一一テロとその後
第2章 テロの戦後史
第3章 オウム真理教の衝撃
第4章 テロ対策への視座
第5章 民主主義国家のテロ対策
第6章 日本の課題
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
日本もれっきとしたテロのフィールドである。
テロリストに対して、日本は手ごわいと思わせることが重要である。