テレビの罠

  • 筑摩書房 (2006年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480062963

みんなの感想まとめ

政治とメディアの関係を深く掘り下げた内容が特徴で、特に選挙におけるメディア報道の異常さについての考察が印象的です。著者の視点は新鮮で、堀江社長のエピソードなども交えながら、当時の社会状況を考察すること...

感想・レビュー・書評

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  • 引用が多いのと若干飛躍しすぎなのが気になりますが、
    なんとなくうなずけるものがあるのは事実。
    しかし残念な時代になったなあ。

  • 大学の図書館で借りた。

    マスコミによる影響力を、われわれがいかに大きく受けているのかがよくわかった。客観的なデータをもとに、マスコミが市民を洗脳しているという事実を浮き彫りにしていた。

    この本を読んで感じたことは、テレビによる影響は避けられないものの、我々も物事をしっかりと理解できるリテラシーを持っておかねばいけないということ。騙されたまま生きているような感覚になる。

    もう一度借りて読みたい。

  • 特に最近、テレビを見なくなった。
    うん。        見たくなくなった。

    いつの間にか報道番組はすべてワイドショーの様に思えて
    見るのが嫌になった。
    政治家がまるでアイドルみたいに持てはやされてるのを
    見るのが嫌になった。

    制作者は何を考えているのだろうと思ってた。

    でも、それは違ってたかも。
    あくまで制作者は視聴者が見たいと思っているものを見せている。

    しっかりしなければいけないのは私たち視聴者の方なのだと思った。
    対立の図式が崩れて、フラットな世界になってしまった現代から
    一歩はなれて客観的に見る視点と、批評することが
    視聴者には必要なのではと感じた一冊。

  • 実は今まで香山さんの本読んだことなかったのです。。。
    結果、おもしろい!!
    選挙のメディア報道の異常さとか。

  • 何でコイズミが郵政選挙で大勝ちしたかについて、大衆ポピュリズムの見地から考察。
    日本に良識ある民主主義は根付くのでしょうか?

  • 2005年の総選挙を題材にした、メディア、特にテレビを批判した軽い本だと思って読み始めた。<br>
    実際読んでみると、多くの内外思想書や哲学書、論文からの引用が多く、また(私の読解力不足なのであろうが)著者の主張が見えにくい、お世辞にも読みやすいとは言えない内容だった。<br>
    もう少し香山氏の意見や見解も書いて欲しかったなぁ。<br><br>
    ちなみに私は、テレビの流す情報を質的に判断するには能力が不足していると自覚したこと、また量的には、情報を自分の処理能力以上に浴びることへの恐怖感から、テレビを見ない生活を選んだ。<br><br>
    テレビ論を読むといつも思うのだが、テレビを全く見ないという選択をする人が増えたら、世界はどう変化するのだろう。

  • 副題にあるように、「コイズミ現象」を巡るTVの功罪を、豊富な文献検索(悪口を言えば他人のフンドシ)で読み解こうという本。

    TVが戦後ニッポン國民をバカにせしめたとオレは思っているんだけど、視聴率という形で國民自身がバカを望んでいるのも事実なのであって、実際のところはどちらが先なのかよくわからない。

    TVの最大の難点は、時間に絶対的な制約があることだと思う。あらゆるコンテンツを一定時間に収める必要があるために、議論は深まらず、どんな映像にも編集が介在し(たとえ「生中継」であっても)、結論はシリキレになる。イッシューがシリアスであればあるほど、それは次々に流れ去ってしまう(コドモ文化丸出しのバカCMに切り替わる)。

    この辺を天才的にうまく操ったのがコイズミさんである。
    曰く、「ワン・フレーズ・ポリティクス(一言政治)」という。改革是か非かという身も蓋もない単純化で、國民世論を大動員した。その媒体となったのが、TVである。例のブラ下がり取材を一日二度行ったのもコイズミさんである。

    さて、選挙演説でアソーさんが街頭に立った時(これも何で街頭で演説せにゃならんのかというとやっぱりTV向けなんだろうけど)、アソー・アソーの大合唱の映像には唖然とした。「フクダさんとアソーさんなら、やっぱりアソーさんかなぁ」と、どっかのオバサンが目を輝かせる。

    政治や行政がおバカなのも國民がバカなせいだが、はて、どこかで歯止めをかけることはできるのだろうか?

  • 2006年3月刊行。小泉郵政選挙の結果をもたらした原因とテレビの功罪(どちらかといえば罪)、そのテレビを動かした大衆の意思との相関関係を読み解こうとするもの。郵政選挙を、森田実氏流「平成版大衆翼賛選挙で活躍したのがテレビ」か、福田和也氏流「非正規労働者の公務員批判選挙」と見るかべきなのかは不明。民主党政権交代選挙との比較を加味するとよくわからないのだ。小倉千加子氏流「組織に属さないフリーの有権者の閉塞した状況の打破」か?。その他にも、検討すべき項目が多い。
    ①佐藤優のファシズム生成論、②ポストモダンは何でもありか? ③アメリカ巨大ファンドのマスコミコントロールの可能性、④ポストモダンにおける沈黙のリベラル左派のわけなど。

  • まあまあ読み易いかな?ポストモダンやらなんやら難しい用語が多くてちょっと大変だった

  • タイトルはテレビの罠、だが、結局は郵政解散とその後の総選挙という現象を通じての有権者の心理やらそれにテレビがどんな影響を与えたかを分析したかったであろう一冊。引用しているところが多すぎて結局何を言いたいんだかよくわからないし、書いている自分自身が一番病んでいるんじゃないの?という邪推をしたくなる始末。ちくま新書だからと信頼していたんだけど、やっぱりこの人の本を読むときは注意が必要ですな。

  • テレビの影響力について知りたくて読書。

    引用されている中西 輝政氏の言葉通り、コイズミ劇場での大騒ぎは一体なんだったんだろうと振り返っている。

    一元論にすると思考停止に陥りやすいので、大衆は動かしやすい。多元論で考えていかないと思考はますます停止してしまうと思う。

    テレビは色々な演出、戦略を持って番組を作っているわけで、視聴する側も心構えが必要なんだと思う。日本のテレビを見なくなって約5年。離れてみると意外と平気なものだと思う。同時に情報に対して非常に受身だった自分姿に氣づかされた。

    テレビの平均視聴時間は年々低下しているという。それ危惧するテレビ局や製造メーカーは、低下を防ぐために地デジ化、3D化などを進めているように思われる。しかし、中毒性の高いテレビは本当に必要なものであろうかと考えた。

    読書時間:約35分

  • 2011.2.17

  • 200906
    home

  • ここ最近感じ続けている、テレビという媒体に対する違和感を、少しはスッキリさせてくれたような気がする。「任命責任」とか「失言」とか、もうウンザリ。これから、テレビとどんな風につきあっていけばいいのでしょうね。

  • 小泉首相の人気にはテレビが多分に影響しており、扇動されているのではないか、という本。

  • コイズミ現象はファシズムへの道なのか?怖いです。

  • レビューは<a href="http://badtzmaru.blog34.fc2.com/blog-entry-247.html#more">こちら</a>

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著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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