日本語を叱る! (ちくま新書)

  • 筑摩書房 (2006年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480062987

みんなの感想まとめ

日本語の現代的な問題点に焦点を当てたこの作品は、カタカナ語や漢語、若者言葉の崩れについてわかりやすく解説しています。読みやすい文体で構成されており、知識を深める手助けとなる内容が魅力です。大学生にとっ...

感想・レビュー・書評

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  • カタカナことば、漢語、若者ことばの崩れについて書いてある。
    読みやすい文体。

  • カタカナ語の濫用、意味のわからない漢語の氾濫、ノリのよさだけを求める若者ことばを「叱る」本です。

    「人の和」や「以心伝心」を重んじる日本語は、情意表現に適しているとされてきました。その一方で、雰囲気だけを重んじるような、仲間うちでしか通じないことばになりやすいという問題も孕んでいます。

    膠着語である日本語は、「テニヲハ」を付加することで、漢語表現や西洋語を自在に取り入れて豊かさを獲得してきました。優れた翻訳装置をそなえた日本語の特質を生かすことで、他者と共通の場を作り出すことができると著者は主張しています。

  • カテゴリ:図書館企画展示
    2015年度第1回図書館企画展示
    「大学生に読んでほしい本」 第1弾!

    本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。

    木下ひさし教授(教育学科)からのおすすめ図書を展示しました。
        
    開催期間:2015年4月8日(水) ~ 2015年6月13日(土)
    開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース

    ◎手軽に新書を読んでみよう
    1938年に岩波新書が創刊されたのが新書の始まりです。
    値段も分量も手ごろな新書は「軽く」見られがちなところもありますが、内容的に読み応えのあるものも多くあります。気に入った著者やテーマで探してみるとけっこう面白い本が見つかるものです。広い視野を持つために、興味や関心を広げるために新書の棚を眺めてみましょう。刊行中の新書を多様な角度から検索できるサイトもあります。(「新書マップ」)

    ◇新書で日本語を知ろう
    分かっているようで分からない日本語。まずは知ることですが、難しく考えず日本語の本を読んで親しんでみましょう。大切なのは気持ちですが、誤解を招かない表現もまた大切です。大学生として、社会人として知っておいて損がないのが日本語の知識です。

  • 題名+目次で言いたいことはすぐ分かるけど(笑)
    「正しい日本語」本によくある、極端な例を挙げ連ねて糾弾するのでなく、なぜ「悪い」のか、なぜ「悪く」なったのかが日本語の特性に則して書かれてて良かった。感性に頼りすぎか。

    最後の方の、二極化とあいまい化は矛盾してる?

  • 「叱る」というより「苦言を呈する」というかんじ。
    諸問題の原因を「日本語」で(意図的かもしれないが)一括りにするのはちょっと。
    「モノカルチャーで育った日本語に苦言を呈する」といったところか。

  • [ 内容 ]
    日本語は曖昧な言語であり、情意表現に適していると言われることが多い。
    けれども「テニヲハ」や、後置詞「によって」や「において」などを駆使しながら、明晰な意味を表現できるようになった。
    ところが、近年の「カタカナ言葉」や、「一語文」「タメ口」に代表される若者言葉、それに携帯電話やメールなど情報環境が激変したことによって大きな混乱が生まれている。
    「甘やかされた日本語」の現状を丁寧に分析し、「雑種言語」としての日本語の歴史を再検討しながら、新たな可能性を探る。

    [ 目次 ]
    第1章 甘やかされた日本語を叱る―もう以心伝心にはたよれない
    第2章 カタカナ語の濫用を叱る
    第3章 漢語の濫用を叱る
    第4章 歴史への無知を叱る
    第5章 若者ことばを叱る
    第6章 感情過多の日本語を叱る
    第7章 開かれた日本語のために―翻訳の思想

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 大変面白かった。現在の日本語の問題点をわかりやすく洗い出している。

  • 「孤立語」ー中国語「屈折語」ー英語、ドイツ語等「膠着語」ー日本語


    和をもって尊しとなすという日本的美徳をもそろそろ返上すべき時期にさしかかってきているかもしれません。この美徳があるために、我が国ではしばしば論理を通すことが困難になるからです。議論を交わし、論理的に話し合おうとすれば、時に感情的な軋轢が生じるのは当たり前。そうした不和を恐れていては、お互い不平ををかこちながら遠慮するばかりで、もう一段上の和は望めません。議論を交わすにあたり、私谷地には勝ち負けへのこだわりをきれいさっぱり捨て去る努力も必要になるでしょう。

    以心伝心にのっかって「かなり」「結構」「案外」といった主観的ないいまわしをしてしまいますが、これがまた、あいまいであることともに感情や価値観がからむので中尉が必要です。」

  • 『日本語はなぜ甘やかされたか』

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著者プロフィール

1950年生まれ。中央大学理工学部教授。フランス文学・思想専攻。著書:『メルロ=ポンティと言語』、『20世紀言語学入門』、『日本語の復権』、『知の教科書 ソシュール』、『日本語を叱る!』、『メルロ=ポンティ 触発する思想』、『猟奇博物館へようこそ』ほか。訳書:ミシュレ『海』、ルピション『極限への航海』、プリエート『実践の記号学』(共訳)、メルロ=ポンティ『フッサール「幾何学の起源」講義』(共訳)、ドゥルーズ『哲学の教科書 ドゥルーズ初期』ほか。

「2015年 『知覚の本性 〈新装版〉 初期論文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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