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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480063106
みんなの感想まとめ
論文執筆に関する新たな視点を提供する本で、特に文系大学生にとっては一読の価値があります。著者の独特な軽快な文体や自虐的なユーモアが随所に散りばめられ、読み進める楽しさを感じさせます。第一部では、論文執...
感想・レビュー・書評
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レポート書けん!と大学三年目にしてわめきだした私に父から差し入れ。実際、形式に関してのヘルプページは少ないので「引用?」状態の人にとっては肩透かし、かも。形式くらい知ってるわと自負する私にとっては、新たな考え方に接することメインなのがうれしかった。筆者はたびたび自虐的な態度を見せたり、遊んでばっかの大学生は大学辞めてしまえなど歯に布着せぬ発言をかましたりと、とにかく面白かった。知的好奇心は満たされた!しかし進まぬレポーヨ…。
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文系大学生向けに論文執筆法を説いた本だが、通常の論文執筆法の教本とはかなり異なっている。普通に論文を書くための作法・技術等だけ知りたい読者には不向きだと思われる。しかし、文系大学生なら一読の価値がある。
第一部は、「秘伝 人生論的論文執筆法」と題されており、まさに著者の私見満載の「人生論的」な内容で、論文執筆についてだけでなく、文系大学生のあり方について語られている。多少、説教臭いことは否定できないが、著者独特の軽快な文体で、読んで損はない内容だと思う。
第二部は、「線を引くこと―たった一つの方法」ということで、一流の論文がどういう方法によって書かれたのかを具体例に即して解説している。その中で、一流の論文はたった一つの方法、すなわち、二項対立を作って「線を引くこと」により書かれているということを解き明かしている。複数の論文の構造を解析しながら論文執筆の方法について論じるというのは類例がないと思われ、非常に参考になる興味深い内容になっている。 -
正しいホッチキスの使い方を知っていますか?
論文を書き始める以前の話(マス目の使い方とか)や「大学で勉強する」とはどういうことなのかという話からはじまるちょっと変わった論文執筆法の本。
なぜレポートを書かなきゃいけないの?という疑問にも答えてくれる一冊です。
(サポートスタッフ 文学 D1 )
▼名古屋大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://nagoya-m-opac.nul.nagoya-u.ac.jp/webopac/WB01688904 -
題名のごとく大学生としての論文・レポートの書き方が書かれている。この本を今読んでおいて良かった。しかし、もし大学生になる前に読んでいれば…と何度も悔やみながら読んだのも事実。今まで提出したレポートを早急に書き直して再提出したくなった。特に1つのテーマで論じきることが今の自分にはできていないと感じた。構成メモを活用したいと思う。また、線引きは一見簡単なようで実は、引く位置で論点や立場が変わってしまうほど難しいものだと分かった。第二部は少し難しく感じた。
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この本を、大学の先生が「参考文献を提示しておきました、大学の先生やってるとみんなおんなじようなコト思うんだネ」とか言って奨めてきたので、興味を持った。
前半は「ホチキスでとめろ」「参考文献の記し方」から始まって、「自分の立場をはっきりさせる」「きっちり二項対立させる」などといったことなどに話が及ぶ論文執筆方法。
後半は、よくできた論文を載せて、その書き方批評しつつ、著者自身の考え(人生観に近い)が表されている。
結局のところ、ハウツー本のフリをしたエッセイで(前書きにもそんなことは書いてあったけど)、それがすごく面白い。あっという間に読み切れた。
メモ:石原氏いわく、蓮實重彦(はすみしげひこ)とか柄谷行人とか上野千鶴子とか三浦雅士とか吉見俊哉とか大澤真幸とか高橋哲哉とか宮台真司とか東浩典のような名の通ったプロの批評家を一人も知らなかったら、文科系の大学生としてはかなりヤバイ状況らしい。 -
p.2006/6/7
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ためになる!もっかい読みたい
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論文執筆とは全く関係ない学びの方が多かった...。
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アカデミックスキルとかではなく、知的な文系学生向けのお説教本。こういうの好き。
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前置きが終わると急にはっちゃけた文章になります。そして、書きなぐっただけのような雑談が第一部は延々続きます。第二部からは、論述をどうやって展開していくのかという手段として、二項対立の技法を解説しています。例文がいくつか引用され、その文章で使われている技法を読み解いていきます。
私は、大学の文科系科目の課題で設問の意図もレポートの書き方もよくわからなかったし、そのテキストや論述がどういう理屈で論じているのかさっぱり理解できず論点もわからなかったので、もっと手前のこういった入門書を読めば何かわかるかなと思って読んでみた次第です。(私自身は芸術系で理系思考です)
論文という物には二種類ある。一つは実証。誰が見ても確かである発見や証明だ。そしてもう一つは「ふつうそう思われているような常識を覆すような論を展開すること」(p143)とあった。しかも論を展開する前提となるルールは一つではない例もあげられていて、その前提となるルールを知っていないとその論述を論理的に理解することはできないようだった。(p184-186)
文科系の論述ってすごい高度なんだなあ。難しいなあ。と感じました。 -
論文の書き方を学ぶ。
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大学生ではないですが買ってみた(笑)
最近批評に興味を持っているので,その取っかかりでもなればと思い読んでみた.
二部構成だが第一部は周りにいる大学生には「読んでみ」と勧めるけれど,特に読む必要はなかった.
第二部がこの本の主題で,批評を「読む」「書く」時にひとつの指標になるべくヒントが書かれていて参考になった.
次に読む本がたくさん控えているのでとりあえず本棚に戻すが,近いうち再読しようと思う.
やっぱ一回読んだんじゃ忘れちゃうんだよね(笑) -
エッジの効いた文章で述べられる論文作成術。読み物として良い。
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タイトルからテクニック本かと思って読んでみたが、ちょっと違った。
でも、辛口で読み物として非常に面白い。 -
帯文(袖):”大学生にとって、論文を書くとはどういうことか。”
目次:はじめに、第1部 秘伝 人生論的論文執筆法、第2部 線を引くこと―たった一つの方法;1 自己と他者,2 国境と政治,3 「われわれ」と「彼ら」、あとがき -
第1部「秘伝人生論的論文執筆法」は、論文、レポートの書き方についての解説です。
第2部「線を引くこと―たった一つの方法」では、論文を書くことは思考によって文化・精神の領域に分割線を引くことだという考えが紹介されており、そうした考えに基づいて7つの論考を著者とともに読み解く実践編と呼べるような内容になっています。
本書では、文学や社会学系の論文、レポートが念頭に置かれており、カルチュラル・スタディーズが隆盛している研究状況を踏まえつつ、既存の枠組みに沿って事実を並べるだけではなく、新しい発想を提示するような論文、レポートをめざすべきだという著者の信念が語られます。
「あとがき」に、著者たちが早稲田大学教育学部で「鬼教師の会」を結成したことが述べていますが、なるほど本書も、論文、レポートの書き方が分からない大学生に多少熱血気質の教師のような語り口で進められていきます。 -
文系(特に文学系)大学生に向けた、論文執筆法体得の足掛かりとして書かれた一冊。
全ての表現は思想であるという文中の言葉どおり、思想・人間性の滲み出た分かりやすくも嫌らしい文体が印象的。
書中の記述とは関係ないが、批判的読みを身につける訓練として、嫌いな人の本を読むというのは効果的だなと感じた。
前半は、タイトルの決め方や段落の変え方など基本的な論文の「型」の話から、文筆家として生きるための話など幅広い内容。
いわゆる知識人的な人の本にありがちな、「タイトルと内容が一致していない」という問題も一部見られるが許容範囲。
後半の実例を挙げて解説するパートでは、論文があらゆる事象・思想に「線を引く」形で書かれていることを中心に説明している。例示した文章自体には難しいものもあったが、この「線を引く」という方法論には大変納得させられた。
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