思想としての全共闘世代 (ちくま新書)

  • 筑摩書房 (2006年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480063151

みんなの感想まとめ

学生運動の歴史や思想について深く知ることができる内容で、特に全共闘運動の背景や目的が明確に描かれています。著者は当事者の経験を通じて、運動の構図や考え方を丁寧に説明しており、読者は自身の視点を広げるこ...

感想・レビュー・書評

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  • 学生運動について何も知らなかったが、当事者の経験からおおまかな構図や考え方を認識できた。

  • 結果よりも今何をおかしいと感じているかといった発想が全共闘の出発点。討論という形で問いかけの輪を広げるが、最終的基準は個人の選択におく。

    団塊世代の基本的な考え方、思想、ひとつの時代。

  • 全共闘運動とは何だったのかがよく分かる。歴史、目的、党派の違い。
    革マル、中核、ブント、三派全学連、赤軍などの違いが分からない人ほど読む価値がある。

  • 学生紛争とは何だったのか。

    あの時代を知らない私からすれば、あまりに不思議でどう理解してよいかもわからぬ複雑怪奇な存在でした。

    本書は著者の個人的な語りを通して全共闘や赤軍まで見ていきます。

    全共闘や学生紛争についての入門として本書は非常におすすめです。この時代を知らない私達若い世代こそこの本を読むべきではないかと思います。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

  • かじり読み。三島由紀夫との討論の映画を見て、あの全共闘の観念的で、まったく実務的でなく、ゆえに何ら役に立たないであろう世界観の意味がわからず、それを知るために借りた一冊。

    さらっと読んで目的にかなったものではあったが、まったく、実務的でないところにはやはり興味が続かず、読了しませんでした、、、

    抜粋

    (あの頃は)知的階層としての学生がまず先頭に立って状況を切り開くという感覚が、まだ生きていたのである。

  • 全共闘世代による回顧「あれはなんだったのか」

  • 5/6
    生な実感としての全共闘。

  • 「もちろん、空想的だから即現実的で無意味なのではない。全共闘的な空間にはさまざまな思考を解き放つ「空想」の力があった。その意味で空騒ぎには、十分に意味があるのだ、とぼくはかんがえている」208

  • 個人的な体験で溢れ返ってる分、読み込みやすい。
    満足度8

  • [ 内容 ]
    団塊(全共闘)世代と言われる人たちがまもなく定年を迎える。
    社会変革を夢見て活動し、その後、高度成長期を走り抜け、戦後の一時代を切り拓いた全共闘世代とは、何者だったのか。
    そして全共闘運動とはいったい何だったのか?
    個人的経験から語りはじめ、この世代の意味を思想としてとらえなおす、同世代から団塊ジュニアまで必読の論考。

    [ 目次 ]
    第1章 一九六六年の東京
    第2章 戦後民主主義と空想
    第3章 六〇年安保と三派全学連
    第4章 全共闘運動―一九六八年
    第5章 全共闘運動の転回―一九六九年から七〇年代へ
    第6章 七〇年代―市民社会の風景
    第7章 八〇年代
    第8章 九〇年代から現在へ
    第9章 二十一世紀あるいは、ささやかな小括

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2009.09.22

  • 現代社会のどこかに眠っているこの思想を、あらためて意識して読んでみるとおもしろい。

  • 11月25日購入。

  • なんか映像とかでちらっとみる印象とは違う全共闘。もう少し冷静に見てみると、行動とはまた別の思想や、多くは思想ともいえない「雰囲気」も漂っていたのだろうと思った。ただ僕は、なぜ彼らが行動をし、僕ら世代はしないのかということが知りたかった。別にそうさせるほどの問題が目の前にないとは思わない。そういう意味で、最後の方にある著者の現代の分析はそれに少し答えてくれていて、そういうことを中心にした本があればまた読みたいっす。

  • 面白くはない。1970年代以降の個人的な体験と感想が綴られた第6章〜8章までがだるくて、勿体なかった。全共闘世代である著者が1960−70年代を振り返るとこまでは、とても面白い。特に三島由紀夫との論争の部分。この本から芥正彦の名前を知った。

  • 全共闘に関する本って、やたら深くて(マニアック)全体を理解するのが困難だったけど、この本は非常にわかりやすく説明がしてあるので良いです。
    時代の流れ、思想、個人誌全部つまってる

  • たまたまバイト先で『そうだったのか現代思想』と同じ著者の本を見つけたので手に取ったところ、2連勤のバイトのうちに読み終わった。『そうだったのか・・・』より断然、おもしろかった。リンクするところも多く理解しやすい。90年代以降の私にもある程度なじみのある状況が、60年代からの延長であることが、理解できる。キーワード「現実」「リアリティー」「観念」「イデオロギー」「視点」、『客観』。

  • 全共闘の私さがし。正規の議決機関なき全共闘は責任の所在不明で、原則的主張を繰り返すしか手立てを持たないゆえ妥協できない組織であり、その為状況のなかにのみこまれた。社会関係の中での自分の具体的在り方を問題に始まった闘争は、革命兵士たる個々の自覚や行動の問題に変質していった。自明性を疑いながら自己憐憫に捕われ、気が付けば生を支える自明性が崩壊したと指摘。これまでの総括本とは違った冷静で平たい解説、やればできるぢゃん★増量。

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著者プロフィール

小阪修平(こさか・しゅうへい)
思想家、評論家。1947-2007年。
雑誌『オルガン』編集委員代表(1986-1991年)。
著書に、『イラスト西洋哲学史』(共著、JICC出版局)、『非在の海――三島由紀夫と戦後社会のニヒリズム』(河出書房新社)、『思考のレクチュール』1-5(編著、作品社)、『三島由紀夫 vs 東大全共闘 1969-2000』(共著、藤原書店)、『思想としての全共闘世代』(ちくま新書)など。
訳書に、エドワルド・リウス『フォー・ビギナーズ マルクス』、ダヴィッド・スミス『フォー・ビギナーズ 資本論』(ともに現代書館)

「2024年 『叛乱論/結社と技術 増補改訂新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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