頭脳勝負 将棋の世界 (ちくま新書)

  • 筑摩書房 (2007年11月1日発売)
3.49
  • (11)
  • (26)
  • (36)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 223
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784480063922

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最近びっくりしたこと。
    《伊奈めぐみ氏が渡辺明との夫婦生活を描く漫画「将棋の渡辺くん」の最新話告知を受け渡辺九段は7日、自身のXを更新。「昨年、離婚しました。(足のケガとは関係ありません) 『将棋の渡辺くん』を通じて、夫婦で応援して下さった方に申し訳なく思います」と離婚を報告していた。 離婚後も同じ屋根の下でともに暮らしているそうで、その2人の支え合いの形には多くの反響が寄せられた。》
    まぁ、夫婦の形は人それぞれ。他人がとやかく言うことではありませんが、息子さんが成人したのも関係あるのかな。
    そんな渡辺明九段が23歳の時に書いた本。彼は、中学生棋士四人目(加藤一二三、谷川浩司、羽生善治に続く、その後は藤井聡太も)で竜王位9連覇などの偉業を達成した天才棋士。奨励会在籍期間は5年半。ちなみに、屋敷伸之は2年10ヵ月、羽生善治は3年、谷川浩司は3年半、藤井聡太は4年1ヵ月、で卒業しています。
    また本書2007年時点で、「奨励会入会の最年少記録が9歳」とありますが、今も豊島将之九段の小学校三年生9歳で6級の記録は破られてないようです。
    全体的な内容は、将棋入門者向けとなっています。

  • プロの将棋棋士の渡辺明が将棋の魅力を紹介した一冊。

    対局中の棋士の心理に焦点を当てており、専門誌でもなかなかない内容。また、渡辺氏のしゃべり?上手もあって楽しく読めた。

    将棋をあまり知らないけど、興味あるよという人にお勧めできる。

  • 棋士への歩みがリアルな目線で綴られている。
    今ではいつも上位にいる渡辺棋士だが、現在に至るまでこうした時代があったと思いながら楽しく拝読した。
    将棋のさしかたもあり、成る程なと将棋が身近に感じました。
    同期やライバル、目標とする先輩、そんな紹介もあり渡辺棋士により興味が持てた一冊。

  • 将棋について感心のある人に推薦できる本である。
    この本の内容として、誰にでも分かりやすく書かれていて
    将棋を初めたいと思っている大人には、おすすめである。
    また、子供でも分かりやすいように書かれているので、
    親子でこの本を読むこともできるほんである。

  • 将棋のおもしろさを改めて感じさせてくれる一冊

    難しい解説や定跡はさておき、対戦中の心理や戦略を知ることができ、なんだか読むと将棋を指したくなる良書です。

  • 駒の動かし方はわかる、というレベルの人が将棋観戦をするうえで(将棋を指すうえでではない)どのへんを見れば面白いのか、盤上ではだいたいなにが起きているのか、というのがかなり丁寧に書かれている「将棋観戦の指南書」。
    あと、見出しの上に何故かダガー(†)が付いてるんだが、ちくまに限らず新書ってこのあたりの校正(ちゅーかそれ以前のレベル)がクソなものが多い。

  • 将棋の解説も多く、
    将棋を全く指さない私には
    あまり面白くはない本だった。
    でも日本将棋連盟の改革案は
    ちょっと面白いと感じた。
    でもつくづく私は
    ゲームとしても将棋に
    興味が無い事を理解した。

  • ボナンザと対戦した棋士の本。

    将棋の魅力を感じることができた。将棋ものめりこむとおもしろそう。

  • 渡辺明さんの「頭脳勝負(将棋の世界)」、2007.11発行、頭脳だけでは勝てない、プロとは何か、将棋というゲーム、激闘! の4つの章で構成されています。棋士と女流棋士の違いがよくわかりました。棋士は将棋連盟の正会員(正社員)で、女流棋士は将棋連盟に所属してるけど正社員ではないと。女流棋士はプロではないということからでしょうけど、私には不自然さと違和感を感じます。現在奨励会の三段リーグで頑張ってる里見香奈さん、西山朋佳さんに是非プロ(四段)になってほしいです!

  • この人、この本を書いたときまだ23才なんだ…。すごい。

全30件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1984年東京生まれ。将棋棋士。1994年、奨励会入会。2000年、史上四人目の中学生棋士となる。2004年、棋界最高位の「竜王」を獲得。2008年、五連覇を果たし初代「永世竜王」の有資格者となる。以降、九連覇を達成。2013年、「王将」「棋王」を獲得し、三冠王となる。さらに2017年、棋王戦で五連覇を果たし史上二人目の「永世棋王」となる。趣味は競馬とフットサル。著書に『四間飛車破り』(全二巻、浅川書房)、『勝負心』(文春新書)、『渡辺明の思考:盤上盤外問答』(河出書房新社)等がある。

「2018年 『増補 頭脳勝負 将棋の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×