3年で辞めた若者はどこへ行ったのか: アウトサイダーの時代 (ちくま新書 708)
- 筑摩書房 (2008年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480064141
感想・レビュー・書評
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図書館で借りて読了。3年ほど前の好景気の時に書かれた話。就職の超氷河期と呼ばれる今から見ると少し違和感あり。インタビューに出てくる人たちは城氏のフィルターを通過した人ばかりで、同じ系統に属しているように感じる。実際にこれがマジョリティと考えてよいのか?
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あまり面白くないので、拾い読み程度。
様々な人のキャリアが描かれている。会社の規模で無く、職種を選んで転職を繰り返し好きな道を切り開くのテーマの話が個人的には参考になりました。 -
正直何か言い様のない不快感を感じながら読んだ。読み終わった感想は、「だから何?」かな。
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だからなんなのだろうか?
10人前後の高学歴社会人が3年で辞めた末、どーいった道に行き、どーいった価値観のもと働いているのか。というエピソードを綴った本。
「若者はなぜ3年で辞めるのか」
で書いてた締めくくりと全く一緒。
昭和的価値観がはびこる社会で、平成的価値観を創造するのは
君たち若者だ。立ち上がれ。主体的に行動しろ。
これを読んだところで考え方も人生も変わらない。
なんとなく暗くなっただけだ。
転職したところで、全員落としどころを作って頑張ってるだけ。
結局自己成長こそが正。
どこで働こうが、それを幸と捉える能力を備えないとなにも変わらない。それを環境のせいにせず、自分の手でつかみ取る。
備えあれば憂いなし。この言葉にリンクする。
学んだこと
自分の市場価値を常に高めないといけない時代
完璧に設計された人生に変化は必要ない。
変化がないと言うのは面白くないということだ。
寺でライブもできるし、カフェもできる。変化してない点をつき、変化させれば良い。
社内で完結する人生になんの意味があるだろうか?目的なくただ身を任せ働く僕たちガン細胞が1番社会をダメにしてる要因だろう。
やれよ。 -
学校の試験問題になりそうな文章だけど、どの章を読んでも昭和的価値の意味するところは大差なく感じる。暗い。
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社会の状況が変わり、若者の就職事情も変わった。従来の日本型雇用が一部崩れ、不安定雇用が当たり前の時代になってしまった。そこから、新たな道を見出して飛び立ち成功していった人たちもいるだろう。でも、肝心なのは、そういう風な風向きに羽を開けずに、呆然とし迷っている人にこそ、光りは当てられないといけないということ。でも、何とか、若者の負のイメージを払しょくしようとしての著者の試みだったことは察しますが、飛び立てなかった人の視点が足りなかったように感じました。
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「なぜ若者は3年で辞めるのか」に続く本という感じ。
年功序列の企業に入社して…というレールをおりた人がどのように生きているのか、インタビューをまとめた本なのかな。
筆者のいう「昭和的価値観」はすでに機能しなくなっていて、それでも年功序列のレールにのろうとするのも自由だし、降りるのも自由。降りるのであれば自分であらたな価値観を探す必要があるとの主旨。
だが、その「新しい価値観」がいまいちみえにくい。能力主義にして年功序列をやめようというところはわかるんだけど。
3年で辞めた若者全員が順調にほかの道を見つけだせているのだろうか。
見通しもなく辞めることが非正規雇用率増大などの問題と関連するのでは?という関心から読み始めた本だったが、本書の主旨とは違ったみたい。
ラストが「離職率は今後も上がるだろう」という感じだったけど、上がること自体はめでたいことなのか?社会福祉を圧迫する要因になるんじゃないだろうか。
年功序列の批判は分かるけど、すでに増えている「すぐ辞める若者」について、現実的な道を照らすことも必要なんじゃないかと考えた。 -
本当に最近から若者が離職しやすくなってきたのか?昔もそうだったんじゃないの?
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"■話
①アメリカのIT企業は、どんなに小さくても、必ず一つは独自技術を持とうとする。逆に日本では、とりあえず大手の系列に潜り込もうとする。
②欲しいものがあったら自分でなにかをするしかない。"