若者はなぜ正社員になれないのか (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
2.79
  • (4)
  • (3)
  • (32)
  • (13)
  • (5)
本棚登録 : 151
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064349

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 中身のない内容がレトリックを駆使してだらだらと書かれているように感じた。筆者の隠しきれない自己陶酔が伝わってきた。

  • 請求記号:366.29/Kaw
    資料ID:50048093
    配架場所:図書館入口「テーマ展示:新生活に向けて」

  • 資料ID : 10800469
    所在 : 展示架
    請求記号 : 366.29||Ka97||728

  • 大学卒業後の2年間何をしていたんですか。」

    そんな質問が突き刺さる。

    「この2年間・・・特に何をするわけでも無く、・・・ふらふらとしておりました」 

    言い終わった後の、ホウと濡れたため息は、男の賛嘆でなく、僕の安堵。終わったな、と言う感慨の、言葉にならない吐息である。

    「正直に生きたい」

    そう思っていても建前と本音を使い分ける。それが就職活動と言うものであるには変わりない。

    「やりたいこと、やりたいことは何ですか」

    その質問に悩み、そして苦しむ。自分にとって楽しいいことをやりなさい。やりがいの感じれることを仕事にしなさい。ただし、それが仕事となるとは限らない。

    不安定と安定。安定を求めて職を求める。日に日に世間の目は冷たくなる。世間の目があるから正社員にならないといけない。何とか普通を手に入れたい。定職を得たい。そんなごく当たり前から就職活動を始める。その行動の1つ1つが記録されている。今生きている学生、就職活動に翻弄される学生。みんな悩んで考える。そうしてようやく1つの職を得る。

    「やりたいことはなんですか」

    就職活動する学生はまずここから入る。しかし、愚問。収入を倍にするために会社の利益を10倍にする。その為に社員は働くのであって、利益を増やすために経営者は社員を雇う。会社にとって利益を生まない社員は不要であって雇う必要性も無い。会社にとって必要な能力があるかどうか。採用の基準はそれ以外には無い。

    就職するために企業にとって必要な能力を鍛える。働かせてください、仕事をください。そうやって必死に叫んで自分の能力を磨いて、他人と比べて、自分が優れていることを示す。そうしてリクルートスーツに身を包み、自己分析を行い、企業研究をしてその企業で利益を上げられる人となる。そういった人間になれる資質があるかどうか。それが問われる。

    それでも自分に嘘をつくことなどできない。メッキははがれる。正直に自分と言う人間を売り出してそれに対応してくれる企業があるかどうか見極める。いくらやりたい仕事、やりたいことがあったとしてもそれに見合う能力が無ければ採用されない。そこを主張しても自分は売り込めない。まず、自分と言う存在を認めてもらい、その中でやりたいことに近づけていかなけれないけない。

    やりたいこと。必ず就職の中で聞かれる。だけど、それだけでは就職はできない。自分を見つめ、そして企業と照らし合わせをして、始めて道は開ける。多くの企業とふれあい、そして感じ、考え、行動する。その当たり前のプロセスとたどって、やがて就職へと結びつく。大企業へ行きたい。やりたいことだけでは職は見つからない。どこかに必ず必要としてくれる人はいる。それを見つけることこそが就職活動の意義なのではないだろうか。

  • 第2週 1/18(水)~1/24(火)
    テーマ「学ぶ」こと・「働く」こと


    ↓貸出状況確認はこちら↓
    http://yamato.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/ctlsrh.do?bibid=BB00172156&maxcnt=1000&listcnt=50

  • データや仮説満載の新書を期待すると投げ捨てたくなるだろう。芸大大学院修了後、二年間フラフラしていた著者が安定を求めて就職活動に奮闘するノンフィクション。企業は採用の際に、何ができる人材であるか、より二年間の空白と正規雇用のない職歴を見るようだ。何をしてきたか?これは確かに重要だがそれは何ができるかには直結しない。また、できることをアピールできない場合もある。企業は、もっと正規雇用する人材を慎重に見たほうがよい。

  • 電車で読むぐらいにはよかった。
    面接に正面から向き合うけど迎合しない姿勢は見習うところがあると思う。

    読んだ結果、「どんなに今の就職活動なるものがおかしくて理不尽に満ちているとしても絶対に内定を勝ち取って正社員になってやる」と思いました。

  •  東京藝術大学の大学院を出てからはネットカフェで寝泊りをする生活を送っていた著者が一念発起して就職活動を始めた。その活動の過程を淡々と記したエッセイ。

     著者はどう表現されるべきか… 弁の立つ世間知らずなのかもしれません。就職面接で「特技はある?」と聞かれ「そんなもの、ありません。100人若者がいたとして、そのうちの99人ができることを、自分はできないし、知らない可能性があります。普通とか平均とかいった言葉から最も縁遠い人間とお考えください」と答えるとは… なんだか唖然。こんなことばかり言っているのか… と考え、この時点での評価は星1つ。

     ただ、企業側は訪れた人を見極めようと必死なので隙ができる、という文言には同意した。自分が面接官に見られている、というのは当然ですが、自分も面接官を見てやるんだ、という考えには今まで思い至らなかったので。面接のプレッシャーに押しつぶされて頭が真っ白になるよりはましだと思った。

  • スポーツクラブで自転車こぎながら、2時間で終了。
    他のニートは真似しないように。

  • なるほどと思って読み進めていたが、最後にびっくりした。頑張ろうと思った。

全37件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1981年生まれ。埼玉県出身。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。作家・編集者、昭和女子大学非常勤講師。東京工業大学非常勤講師。主な著作に『ネットカフェ難民』『知識無用の芸術鑑賞』(ともに幻冬舎)、『若者はなぜ正社員になれないのか』(筑摩書房)、『自殺しないための99の方法』(一迅社)、『小幸福論』(オークラ出版)、『はじめての批評』(フィルムアート社)、『流されるな、流れろ! 』(洋泉社)、『重版未定』『重版未定2』(ともに河出書房新社)、『編プロ☆ガール』(ぶんか社)、『労働者のための漫画の描き方教室』(春秋社)、『書くための勇気』(晶文社)、『ぽんぽこ書房 小説玉石編集部』(光文社)などがある。

「2019年 『無意味のススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川崎昌平の作品

ツイートする