完全教祖マニュアル (ちくま新書)

  • 筑摩書房
4.08
  • (98)
  • (86)
  • (48)
  • (8)
  • (5)
本棚登録 : 811
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065131

作品紹介・あらすじ

多くの人をハッピーにしながら、大きな尊敬を受ける-教祖ほどステキなビジネスはほかにありません。キリスト教、イスラム、仏教などの大手伝統宗教から、現代日本の新興宗教まで、古今東西の宗教を徹底的に分析。教義の作成、信者の獲得の仕方、金集め、組織づくり、さらには奇跡の起こし方-あらゆるシチュエーションを実践的に解説した本邦初の完全宗教マニュアル。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 教祖を小ばかにしながらも、なりたいかは別にして実践すればなれるかもと思う本。著者が教祖になっていないのは、やり方はわかるがやってないだけ、ということだろうか。
    ・普通の人は新興宗教の言ってることは頭から疑ってかかりますが、科学だと言い張りさえすれば、無条件で信じるところからスタートしてくれるのです。
    ・科学自体は論理的かもしれませんが、私たちは非論理的に科学を信用し、それを利用しているのです。非論理的な信用は、つまり「信仰」ですよね。この意味で、科学は確かに宗教であると言えます。しかし、私たちはしばしば科学を「信仰」していることを忘れ、絶対的心理であるかのように錯覚してしまいます。
    ・悟りとは要するに「脳みその錯覚」だと思われます。ですから、この錯覚を意図的に発生させる方法や思考法を確立できれば、あなたは自分でも悟れるし、人を悟らせることもできるんじゃないでしょうか。なお、この方法を2500年前に確立したインド人がいます。ゴータマ・シッダールタ、すなわち釈迦です。仏教は釈迦の完成した「完全悟りマニュアル」だと考えても良いでしょう。

  •  「教祖は人をハッピーにする仕事」という視点で、旧来の宗教がいかに魅力のある教義を生んで多くの信者を抱えることになったのか、その経緯を紐解いていきながら、人をハッピーにする教祖になる手ほどきを示していくハイブリッド実用書(ラノベの書き方と近代文学の俯瞰を同時進行解説する大塚英志の『キャラクター小説の作り方』のようなノリ)。
     イエス、ムハンマド、釈迦のような現在の私達と変わりのない人間のおっさん(語弊があります)が当時の社会の中で何を考えて行動したのかについて追っていくことで、いかにボクが宗教を時間・歴史のフィルターを通して眺め、認識を誤っていたかについてかなり自覚させられた。日本人の宗教アレルギーは、生まれた時から宗教が「はじめからあるもの」で「自分たちに直接関わりのないもの」ゆえの偏見なのかも。そんな宗教アレルギーを持つ人にはポップな入門書としてきっと役に立つので、星5つ。

    (蛇足)先輩が読んで感想を聞かせて欲しいと言って、本書をボクに貸してくださった。良い本をありがとうございました。本書とは関係ないけど、宗教への理解を深めていくほど、日本人は宗教ではないけど宗教っぽいものは沢山あるなーと思った。「Twitterの◯◯クラスタは宗教」とか「はてな村は宗教」とか「東方projectは宗教」みたいに言われるのを見ていると、日本人は無宗教のようで宗教チックな行動してるよなーって思った。
    (追記)蛇足の最後、日本人は無宗教であるがゆえの豊かな宗教的感受性を持っている、というのが本来言いたかったこと。

  • 宗教団体をコミュニティと意味付けると、教祖はリーダーとかコミュニティを引っ張るファシリテーターということになり、良いコミュニティを作ったり良いファシリテーターになるヒントがあるかもしれないと思い購読。無理やりそういう観点で読めばそう思えることも少なくないが、タイトル通り教祖になるためのマニュアルに徹しているのでどうしてもそっちに引っ張られる。本書の中には宗教を冷静に分析している部分もたくさんあって、それはそれで参考になる。宗教もコミュニティも、世界や活動の意味をどう解釈するべきか、そして参加者をどう幸せにするかを考えているものであり、やはり共通点は多い(はず)。

  • 教祖マニュアルとあるが、宗教の歴史から何故人は宗教を求めるのかという宗教学を分かりやすく解説した本として非常に読み応えがあった。マーケティングの観点から手を出したが、ふつうに勉強になった。

  • 御朱印ってそういうものだったんだな。
    宗教には非日常感が必要。
    そこも音楽が宗教に密接に関わる要因なんだろうな。

  • ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教などが如何に成功を収め、生き残って来たかが、軽妙でフザケた語り口の下、サラッと理解できる良書

  • 面白かった。
    この筆者の本は色々読みたい

  • 分かりきっている事実も多く、また、軽妙な語り口がかえって違和感を覚えさせるところもある。今宗教に入っている人が、その宗教を外から冷静に見るのに適しているかもしれないが、そうでなければわざわざ読むべき本ではない。

  • 読み物として非常に面白い。
    自身に信仰がないので、宗教が存在する理由や信仰するプロセス等、勉強になった。

    コツは、本人が自覚していない不幸を自覚させること。
    僕は教祖になれそうにないな、神になろう。

  • おふざけ宗教解説本。いっちょうおれも宗教を作るか、という気にちょっとなった。

全108件中 1 - 10件を表示

完全教祖マニュアル (ちくま新書)のその他の作品

架神恭介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
伊坂 幸太郎
村上 春樹
村上 春樹
デール カーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印

完全教祖マニュアル (ちくま新書)に関連するまとめ

完全教祖マニュアル (ちくま新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする