定食学入門 (ちくま新書 823)

著者 :
  • 筑摩書房
3.29
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本棚登録 : 142
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065254

作品紹介・あらすじ

今日はショウガ焼きで精をつけるか。それともサバ味噌にするか。でも、ホッケも捨てがたい。小鉢は、ゴマ和えもいいし贅沢に明太子もいいな。とりあえず、ご飯は大盛りで!男たちにとって、大切な栄養源である定食屋。初めての土地でも名店を嗅ぎ分ける極意から、変り種ご当地名物、ふだん何気なく食べている食材やメニューの意外な歴史まで網羅。お腹いっぱい食べ歩き、調べ尽くして、魅力のすべてを解き明かす。本邦初の定食学入門。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    作者は日本全国津々浦々の定食屋(その他普通の飲食点も)食べ歩いていて、その飽くなき研究心に驚かされた。
    中盤の、定食の歴史のところはあまり面白くはなくて(日本史などに興味がある人にとっては面白いだろうが)少ししんどかったが、第1章と第5章は作者の定食への愛を最も感じることが出来て面白かった。

  • 「食への関心は趣味にも学問にもなる」

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=076161

  • 暮らし

  • 素晴らしい定食屋にいこう!◆揺れる男心が決断する「おかず」◆独身男のライフライン発展史◆全国の「心の基地」を訪ねて◆定食学徒誕生の記

    著者:今柊二(1967-、愛媛県)

  • 今さん的定食学の総論。
    第一章・・・定食屋入店入門編~。
    いい定食屋を見つけるノウハウ。
    第二章・・・定食のおかずについて。
    和洋中と結構懐深し。
    第三章・・・定食の歴史。
    江戸時代から現代までの流れが詳しい。
    第四章・・・各都市圏の定食について。地方の特色がわかる。
    第五章・・・著者の定食学徒になった道筋。
    文中にかなりの本データが垣間見られるのが、
    本好きの著者らしさ。
    ただ、個人的には、
    巻末に参考資料一覧を付して欲しかった。

  • エッセイ。

  • 定食に関する内容。筆者が今までに行ったことがあるお店の解説が多いので、ちょっと期待はずれ

  • 確かに定食屋が与える安心感ってはある。出張の時に昼御飯を何にしようかと思いながら初めての街を歩いていて「定食」ののぼりを見つけたときの安堵。

    でも、一冊の本として仕上げる程の思い入れではなかったのは、まだまだ修行が足りないな。


    個人的には東北の漁港で食べ損ねたサンマ定食が一番食べたい。

  • 14/09/13、ブックオフで購入。

  • S673.97-チク-823 300102712

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著者プロフィール

1967年生まれ。横浜国立大学卒。定食評論家。
庶民の味、市井の食文化に対する飽くなき探求心から国内外各地をめぐり、安くておいしい定食とそれを提供する店の調査・研究をおこなう。
主たる著書に『定食学入門』(ちくま新書)、『定食と文学』『定食と古本』(本の雑誌社)、『ファミリーレストラン「外食」の近現代史』(光文社新書)など。二児の父。

「2015年 『定食ツアー 家族で亜細亜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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