現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

  • 筑摩書房
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レビュー : 429
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065353

作品紹介・あらすじ

日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。明治期に資本主義の本質を見抜き、約四百七十社もの会社設立を成功させた彼の言葉は、指針の失われた現代にこそ響く。経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    いつまでも色褪せる事がない渋沢栄一の名著。
    執筆したのは100年ほど前のはずなのに、今でも活きているこの内容は、いわば人間の本質なんだろう。
    (それを言えば、孔子の「論語」の方が更に素晴らしいが。)

    エネルギッシュ、バイタリティ満々で仕事に臨む事は前提として、仕事をする上で人としてのルールをしっかりと遵守しようというのがこの本の命題だと思う。
    目先の利益や金儲けだけでなく、健全な精神を持って仕事をしていくということがやはり大切ですな。

    人を出し抜く事無く正々堂々と商売をし、裏表をなくして誠実に対応し、その正義を貫く為には諍いや周りとの接触も厭わない。
    これこそが目指すべき企業人なのでしょう。
    とにかく、「マクロな視点で人生を見る」という使命はとても大切で、自分自身これから実践していかないとだめだな!!


    また、下記の【内容まとめ】にも書いていたが、徳川家の家訓は本当に素晴らしい

    「不自由なのが当たり前だと思っていれば、足りない事などない。」
    「耐え忍ぶことこそ、無事に長らえるための基本である。」
    「怒りは自分にとって敵だと思わなければならない。」
    「勝つことばかりを知っていて、うまく負ける事を知らなければ、そのマイナス面はやがて自分の身に及ぶ。」
    「自分を責めて、他人を責めるな。」
    「足りない方が、やりすぎよりまだマシなのだ。」

    うーん。これは捉え様にもよるが、是非頭の中に入れておきたいな。
    人生を、目先ではなくマクロの視点で捕らえているところ、真似しないといけない。


    渋沢栄一の晩年エピソードもとても面白かった。
    こんなエネルギッシュな人生は、さぞかしご本人も満足だったのだろうなぁ。


    【内容まとめ】
    1.「論語」と「ソロバン」はかけ離れているようでとても近いもの。
     国の富をなす根源は何かといえば、社会の基本的な道徳を基盤とした正しい素性の富である。

    2.徳川家康の教え
     ・「堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え」
     ・「不自由を常と思えば不足なし、心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし」
     ・「勝つことばかりを知りて、負くることを知らざれば、害その身に至る」

    3.どんなに些細な仕事でも、大きな仕事の小さな一部。大きなことは、微々たるものを集積したもの。
     どんな場合でも、些細なことを軽蔑することなく、勤勉・忠実・誠意を込めて完全にやり遂げようとすべき!

    4.・「立派な人間の争いであれ」。争いを避けて世の中を渡ろうとすれば、善が悪に負けてしまうことになり、正義が行われないようになってしまう。

    5.知識がどんなにあっても、これを活用しなければ何の役にも立たない。
     勉強したことを実践に結びつけることだ。

    6.論語の一節「高い道徳を持った人間は、自分が立ちたいと思ったら、まず他人を立たせてやり、自分が手に入れたいと思ったら、まず人に得させてやる。」


    【引用】
    論語と算盤

    「論語」と「ソロバン」はかけ離れているようでとても近いもの。
    実業とは、多くの人にモノが行き渡るようにする生業なのだ。
    国の富をなす根源は何かといえば、社会の基本的な道徳を基盤とした正しい素性の富なのだ。
    そうでなければ、その富は完全に永続する事ができない。


    p19
    徳川家康
    「堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え」
    「自分に打ち克って、社会秩序に従う」
    「不自由を常と思えば不足なし、心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし」
    「勝つことばかりを知りて、負くることを知らざれば、害その身に至る」

    論語は欠点の少ない教訓。
    この「論語」を用いて商売はできないか?


    p47
    精神の向上を、富の増大とともに進める事が必要である。


    p48
    人材登用のお膳立てをして我々は待っているのだが、この用意を食べるかどうかは箸を取る人の気持ち次第。
    かの木下藤吉郎は、賤しい身分から身を起こして、関白という大きなご馳走を食べた。
    けれども彼は、織田信長に養ってもらったのではない。
    自分で箸を取って食べたのである。
    「何かひとつ仕事をしてやろう」とする者は、自分で箸を取らなければダメなのだ。

    先輩が不利益にあえてするのは、大きな理由がある。
    青年は、まずはただその与えられた仕事に集中しなければならない。
    与えられた仕事に対して不平をならして口にしてしまう、「つまらない仕事だ」と軽蔑して力を入れないのはダメだ!

    どんなに些細な仕事でも、大きな仕事の小さな一部。
    これが満足にできないと、ついに全体のケジメがつかなくなってしまう。

    大きなことは、微々たるものを集積したもの。
    どんな場合でも、些細なことを軽蔑することなく、勤勉・忠実・誠意を込めて完全にやり遂げようとすべき!


    p51
    ・大きな志と、小さな志との調和
    世の中に大きな変化がなくなってきた今日では、一度立てた志を途中で変えると大変な不利益を被ることになる。
    最初に志を立てる時に、最も慎重に考えをめぐらす必要がある。
    自分の頭を冷やし、自分の長所や短所を細かく比較考察し、最も得意とするところに向かって志を定めるのがいい。

    「これなら、どこから見ても一生を貫いてやることができる」
    そんな確かな見込みを立てたところで、初めてその方針を確定するのが良い。

    根幹にすえる志を立て、今度はその枝葉となるべき小さな志について日々工夫すること。

    志を立てる要は、よく己を知り、身の程を考え、それに応じてふさわしい方針を決定する以外にないのである。


    p55
    ・立派な人間の争いであれ
    何があっても争いを避けて世の中を渡ろうとすれば、善が悪に負けてしまうことになり、正義が行われないようになってしまう。


    p68
    常識とは、「智・情・意」
    智恵、情愛、意志。
    強い意志の上に、聡明な知恵を持ち、これを情愛で緩和する。
    3つをバランスよく配合して大きく成長させていってこそ、初めて完全な常識となる。


    p73
    習慣というものは、特に少年時代が大切であろうと思う。
    一度習慣となったら、それは身に染み付いたものとして終世変わることがない。
    幼少の頃から青年期までは、最も習慣が身につきやすい。
    だからこそ、この時期を逃さず良い習慣を身につけ、それを個性にまで高めたいものである。

    とは言え、習慣はたとえ老人になってもやはり重視しなければならないと考える。
    青年時代に身につけた悪い習慣でさえ、老後の今日になって、努力すれば改められるものなのだ。
    「自分に克つ!」という心を持って身を引き締めていかなければならない。


    p78
    ・人生は努力にある
    怠けた結果はやはり怠ける事であり、それがますます甚だしくなるのがオチ。
    人は良い習慣を身につけなければならない。
    つまり、勤勉や努力の習慣が必要なのだ。

    自制を知り、より良い選択や決断をするためには、知識を積む事、つまり学問を修める必要がある。
    ただ、知識がどんなにあっても、これを活用しなければ何の役にも立たない。
    勉強したことを実践に結びつけることだ。

    「口ばかりで、実践できないものはダメ」
    机に座って読書するだけを学問だと思うのは全く間違っている。
    勉強を続けることと同時に、生活の中から学ぶ心がけを失わないようにすること。


    p96
    論語
    「高い道徳を持った人間は、自分が立ちたいと思ったら、まず他人を立たせてやり、自分が手に入れたいと思ったら、まず人に得させてやる。」


    p102
    お金とは大切にすべきものであり、同時に軽蔑すべきものでもある。
    ではどうすれば大切にすべきものとなるのか?
    それを決めるのは、すべて所有者の人格によるのである。

    お金に対して、無駄に使うのは戒めなければならない。
    しかし同時に、ケチになることも注意しなければならない。
    よく集めることを知って、よく使うことを知らないと、最後には守銭奴になってしまう。


    p126
    「人は棺を蓋うて後、論定まる。」


    p136
    ・家康の遺訓??
    不自由なのが当たり前だと思っていれば、足りない事などない。
    耐え忍ぶことこそ、無事に長らえるための基本である。
    怒りは自分にとって敵だと思わなければならない。
    勝つことばかりを知っていて、うまく負ける事を知らなければ、そのマイナス面はやがて自分の身に及ぶ。
    自分を責めて、他人を責めるな。
    足りない方が、やりすぎよりまだマシなのだ。


    p165
    ?武士道の最も重要な部分?
    「正義」みなが認めた正しさ
    「廉直」心が綺麗で真っ直ぐなこと
    「義侠」弱きを助ける心意気
    「敢為」困難に負けない意志
    「礼譲」礼儀と譲り合い


    p213
    要するに、悪い人間はいくら教えても聞いてくれないものなのだ。
    一方、よい人間は教えなくても自分でどうすればよいのかわかっていて、自然と運命をつくりだしていく。
    厳正な意味からいけば、この世の中には順境も逆境もないということになる。


    p214
    ・細心にして大胆であれ
    軽はずみな行動はどんな場合でも慎むべきだが、あまりにリスクばかり気にすると決断が浮いてなくなり弱気一辺倒に流れがちになる。

    もちろん細心で周到な努力は必要、だがその一方で大胆な気力も発揮しなければならない。
    細心さと大胆さの両面を兼ね備え、撥剌とした活動を行う事で、大事業は成し遂げる事ができる。


    p219
    ・家康と秀吉
    とにかく人は誠実にひたすら努力し、自分の運命を開いて行くのがよい。
    もしそれで失敗したら、「自分の智力が及ばなかったため」と諦める事だ。
    逆に成功したなら「知恵がうまく活かせた」と思えばよい。

    成功したにしろ失敗したにしろ、お天道様からくだされた運命に任せていればよいのだ。
    たとえ失敗しても、あくまで勉強を続けていれば、いつかはまた幸運に恵まれる時がくる。

    成功や失敗の善し悪しを議論するよりも、まずは誠実に努力することだ。


    p234
    とにかく唖然とする程のエネルギッシュさで、日本の資本主義や社会的な基盤を作り上げていった。
    この実践の大いなる原動力が、彼の私心のなさだった。

    栄一は、自分一人が富を独占するつもりは毛頭ない。
    色々な事業を起こして大勢の人が利益を受けるのと同時に、国全体を富ましてゆきたい。


    p238
    「婦人関係以外は、一生を顧みて俯仰天地に恥じない。」
    最初の妻・千代を43歳の時になくすと、後妻として兼子と結婚し4男3女をもうけている。
    また妾も数多く持ち、子どもは30人以上いた。
    最後に子どもをもうけたのは齢八十をゆうに超えてから。

  • 論語と算盤。

    まず、変なタイトルって思いますが、なるほど!ってなる。

    そして渋沢栄一と言う人が凄い。
    天保11年から昭和6年まで生きた実業家で、江戸時代末期の尊王攘夷からの徳川慶喜に仕える幕臣になってからのパリ万博に行って資本主義見てからの、帰ってきたら幕府滅んでて、じゃあ、事業はじめるかって株式会社の基礎作って、明治維新の中で大蔵省にヘッドハンティングされてからの、合わねー、って飛び出して株式会社やら病院・大学までいっぱい作ってしまう。どんな人生なんですか?ってなります。

    この経歴の人が晩年に書いた本。

    これだけ事業成功させたら、相当成金でしょう、となるところが、古典である論語が出てきて、その思想のもと、何よりも国のためを思って行動し、日本の経済的成長に大きく貢献する。

    時系列が凄い。

    お金儲けが卑しいの社会的背景を、論語と算盤の思想で変革し、そしてその思想を貫いた。

    視観察、察が深い。
    外観や動機だけでなく、どんな感情が動いているかまで人を見る。

    常識と習慣。
    知情意を理解して、それを習慣化する。
    どれかが欠ければ、仕事に支障が出る。

    正しく稼いで、広く国の為にお金を使う。
    道徳と経済を強く結びつけた発想が凄い。

  • 発言集という趣で、ところどころ光る名言があるものの、渋沢栄一の生き様をして学ぼうとするにはこの本では物足りないところがあり、そこは城山三郎の雄気堂々に譲るしかないかなというところ。

    以下、読書メモ。

    ・人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし

    ・小さなことは分別せよ。大きなことには驚くな。

    ・大きな志と小さな志を調和させる

    ・人間はいかに人格が円満でも、どこかに角がなければならない

    ・年齢に関係なくこれだけは譲れないというところがぜひあって欲しい

    ・過ぎたるはなお及ばざるがごとし

    ・人は富を手にすればするほど、社会から助けてもらっていることになる

    ・高い道徳を持った人間は、自分が立ちたいと思ったら、まず他人を立たせてやり、自分が手に入れたいと思ったら、まず人に得させてやる

    ・お金を大切にして、良い事柄に使っていく-よく集めて、よく使う。

    ・理解することは、愛好することの深さに及ばない。愛好することは、楽しむ境地の深さに及ばない

    ・忠信孝弟

    ・資本家と労働者の思いやりの道

    ・善意の競争と悪意の競争

    ・信用こそすべてのもと。わずか一つの信用も、その力は全てに匹敵する

    ・とにかく人は、誠実にひたすら努力し、自分の運命を開いていくのがよい。もしそれで失敗したら、「自分の智力が及ばなかったため」とあきらめることだ。たとえ失敗してもあくまで勉強を続けていれば、いつかまた、幸運に恵まれるときがくる。

    ・正しい行為の道筋は、天にある日や月のように、いつでも輝いていね少しも陰ることがない。だから、正しい行為の道筋に沿って物事を行う者は必ず栄えるし、それに逆らって物事を行う者は必ず滅んでしまう。

  •   「人間の弱点として、どうしてもモノのほうに目が行きやすいため、精神面を忘れてモノ偏重になる弊害が出てくる・・・・・、金銭を万能のものとして考えてモノの奴隷となっている・・・。」
      幕末から大正にかけて生きた事業家、渋沢栄一が残した言葉を編集したとされる「論語と算盤」。岩崎弥太郎や三井、住友などの財閥とは一線を画し、事業は利益のためだけにするのにあらず、国のため民のために行うべし、道徳をもって遂行すべし、との言葉が響く。かっての日本にはこんな人物もいたのか、と驚かされると云えようか。
      しかし、この渋沢をして嘆かせるのが、維新後に導入された資本主義によってもたらされる数々の弊害。とりわけ人々が利に走り、モノやカネが第一となって道徳がおろそかになってきた風潮に深く憂慮する。これが維新から僅か40年しか経っていない頃の話というから、いかに日本が急激に西洋経済に毒されてきたかが伺えるというものだ。さらに云う「考え方が幼稚で道徳心を持っていない者ほど、この傾向が強い」のだとも。
      この平成の現在、まさにこのことが大きな問題だと指摘されているが、既に明治の末において萌芽していたことがわかる。そしてこの問題の背景は、やはり教育の後退だという。100年も前にこうして指摘されていながら、ますますスパイラル的に落ちてきている現代のこの国はいったい・・・・・。
      我が子のことしか考えないモンスターペアレントや自己保身に汲々とする教師や学校。今回の中学生自殺問題を見るまでもなく、日本に蔓延する害毒は計り知れない。道徳教育が即軍国主義に繋がるとばかりに、ヒステリックに日教組やエセ平和主義者たちによってないがしろにされた教育だが、そのツケは限りなく大きい。

  • 1度読んで刺激を受けたので定期的に読み直しています。

    「基本的な道徳」を基盤として商売をすることで、正しい素性の富が得られ、これが完全に永続する富なのだということが書かれています。その「基本的な道徳」というものを論語と定めて商売を行う、ということで論語と算盤という題名になってるのだと思います。

    最後の方で、論語と武士道は似てるって話が出てきていて、日本の戦国時代や中国の三国志など、そういう話に目がない日本男児にとっては心が沸き立つような内容になってると思います。

    個人的には、5章の「理想と迷信」で、仕事でも趣味(ワクワクするような面白み)を持とうという話が好きです。全体的に少々堅いイメージでちょっと説教をされているような気分にもなるこの本の中でも、リラックスしながら読めて前向きに仕事に取り組もうと思えるようなタイミングがあって素敵だなと思いました。一層この本に引き込まれていきました。

    渋沢栄一が生み出してきた大企業の数々は今でもまだまだ健在で、永続する富を本当に得られている状態のように見受けられます。この本を読んで、自分も正しい素性の富を求めていけるよう精進しようと思いました。

  • 読みやすい。
    だが、決して容易いものではない。

    論語を社会の生きる根本に据えた渋沢栄一。

    その人生では、単なる善だけではなく、自分の生き方そのものを正しているように見える。

    学ぶところが多い。

    古典を読まなければと改めて思った。

  • 論語と算盤読了。まず冒頭の現在老舗と言われる企業の創設に携わっていることに驚き、まさに日本の経済の基盤を作った人なのだと感銘を受けました。本書は論語についての話でしたが、これまでも論語関連の本は読んでいましたが解説のようなものが多く中々頭に入りませんでした。しかし本書は渋沢さんの経験をもとに具体的に書かれており今後のビジネス等で生かせるものばかりでした。中でも『自分が立ちたい時には相手を立たせ、自分が得たい時は相手に得させる』という言葉が身に沁みました、利他の心を大事に日々を過ごしていきたいです。

  • 久しぶりに漢文を読んだ気がする。学生の頃勉強したレ点、一二点、上下点の復習にもなったような。
    日本実業界の父と呼ばれ、2021年のNHK大河ドラマの主人公でもある渋沢栄一の本
    自分の考え・感じたこと等が書いてあるのだけどどれも非常に痛快な内容
    読むきっかけになったのはこの本を愛読している中日ドラゴンズの根尾くん。
    若いのに…賢いな…と。
    この本を書いた時代背景、約100年前と今この現代も通じるところがたくさんあって
    そうそう、そうなんだよねと頷く場面も多数あった
    本の中であ~これはそうだなと思ったところを抜粋。

    「わが国民性の感情の強いということについても、あまり讃辞を呈さなかった 。
    日本人は細事にもたちまちに激する 。しかしてまた、ただちに忘れる。
    つまり感情が急激であって 、反対にまた健忘性である」

    100年経っても先の大戦があり、経済成長があり、AIが出てきた便利な世の中になっても
    日本すごいとか日本素晴らしいとか言うけど
    細かいところ(というかどうでもいいところ)に激高したり
    その割にすぐ忘れたり、感情が豊かといえば聞こえはいいけど本当にそうなのか
    実際単なるヒステリックなだけの人が多いからなのではないか、とも思った。
    SNSも現実社会でも、そんなのばっかり…(と思っている

    「学ぶに暇あらずと謂う者は、暇ありと雖も亦学ぶこと能わず。」
    暇がないとか時間がないとか。皆、等しく24時間あるのに
    時間があっても何もやらない人はやらないし、時間がなくても何でもやる人はやる。
    因みにこれ学ぶという括りだけではなく、その他にも言えることだと思う
    例えばメールの1本でも連絡出来る時代なんだから、一言送ることだって数分で出来るんじゃないのか?とか。
    仕事でも言えることだなーとか

    で、来年の大河ドラマが楽しみ。

  • 『#論語と算盤』#渋沢栄一
    教育と情誼の章より
    1.孝行
    親が子供にすること。
    子供の志しを尊重し、支援すること

    2.教育学問の目的
    自分を向上させること

    3.自由とは、自分を頼りにすること。
    だから、自由になりたいならば、自身を高める努力を怠らないこと。

    勉強する目的を再認識することができました。
    書籍は有り難い存在です。

  • 人としての振る舞いや、利潤を求めるということについての心持ちについて良質なアドバイスが詰まっている名著。

    論語は、過去にも色々な人が引用しているが、商業道徳と絡めて伝えているのは他になく、迷った時の羅針盤として再読したい。

    リーダーシップは『貞観政要』に頼り、利潤を追うことについては『論語と算盤』に頼るのが満足感が得られる生き方につながるのではなかろうか。

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著者プロフィール

1840(天保11)年〜1931(昭和6)年。実業家。農家に生まれるも「尊王攘夷」思想の影響を受け、京都に出て徳川慶喜に仕える。その後、明治政府に招かれ大蔵省で新しい国づくりに関わる。退官後は、民間経済人として活動し、第一国立銀行や東京証券取引所など、約500もの企業の設立・発展に貢献。また二松学舎や商法講習所(現・一橋大学)など、多くの教育機関・社会公共事業の設立・支援に尽力。『論語と算盤』を著すなど、経営哲学の「道徳経済合一説」を広く説き続けた。

「2021年 『はじめて世に出る青年へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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