日本語の哲学へ (ちくま新書 866)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065537

感想・レビュー・書評

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  • 和辻哲郎による問題提起に始まり、パルメニデス、デカルト、ヘーゲル、ハイデッガーによる「存在」への問いを概観しつつ、万葉集を引用しての上代の日本語、漢字の由来にまで議論が及ぶ。哲学と、歴史と、ことばと。面白くて、美しくて、ためになる。西洋哲学の入門書のような価値があると同時に、ことばというものの知的でロマンティックな部分に深く触れることができた価値ある一冊。「あとがき」が『歴史的仮名遣ひ』で書かれているのも印象的。

  • 久々にワクワクしながら読了した本です。読んでいて、ものすごーく興奮しますし、推理小説のように「この先どうなるのだろう」という期待感を抱きっぱなしで読み終わりました。

著者プロフィール

1946年生まれ。哲学者。著書に『バベルの謎|ヤハウィストの冒険』(中公文庫)、『民主主義とは何なのか』(文芸新書)など。

「2007年 『自由は人間を幸福にするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長谷川三千子の作品

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