日本経済のウソ (ちくま新書 857)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 221
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065636

作品紹介・あらすじ

「日本は国家破綻する」「デフレ不況は量的緩和では回復しない」「増税しても景気は良くなる」などなど、日本経済はウソだらけ!日本が長い不況から立ち直れない理由は、日本独自のおかしな定説にこそあった。日本経済が復活するためには、ウソだらけの定説を見直し、もっとも効果的な経済政策を行なわなければならない。大恐慌からリーマン・ショック、そしてギリシャ破綻まで、世界の常識に照らしながら、日本経済のウソと真実を克明に解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • 現実の経済事象が理論を基に分かりやすく解説されていて面白い。この本は2010年のものだが、安倍政権になり、著者の主張が取り入れられた政策がとられた。しかし、この本でその効用が想定された通りにはなっていないのも事実。

  • 高橋 洋一先生著

  • 著者は旧大蔵省官僚で、本書は日本経済、金融政策について書かれた本。
    著者の立ち位置は置いといて、内容も紹介せずに感想を書きます。推敲していないのだろうか……雑です。難しいテーマですが、新書でも丁寧に書かれた本はあるので、わざわざこの本を選ぶことはないでしょう。

  • 城山三郎「男子の本懐」
    金本位制が良い制度ならば,なぜ今はどこの国でも管理通貨制度をとっているのか。

    バーナンキ「大恐慌論文集」 世界大恐慌は金本位制によって発生し伝播

    金本位制→経済の繁栄という幻想

  • 【ソーシャルライブラリーから引っ越し中】
    高橋洋一氏の第三段。彼の主張を信じるとすると、日本銀行という存在に俄然興味がわいてきた。今後、日銀に関する本を読み漁ってみる予定。
    ところで、この高橋氏は特別会計の埋蔵金を暴露した人でもある。

  • 今、日本はGDPの7%、35兆円にのぼるGDPギャップを抱え、高失業率とデフレに苛まれている。政府・日銀の財政・金融によるマクロ経済政策は一刻の猶予もない状況下にある。ところが、日銀はと言えば保身、プライド、つまらぬ内規に拘泥し金融緩和を怠りデフレを野放しにしている。官僚も国益そっちのけで省益の追求、天下り先の確保、権益の拡充に奔走するばかり。民主党政権にいたっては官僚の暴走を止めるどころか、右往左往し日に日に言い包められているような有様。さらには、前政権で進めた郵政改革さえ後退させ揺り戻し我田引水に暗躍する亀井静香など旧来型代議士の跋扈。危機感の欠片さえも持ち合わせていない我利我利亡者らに国富、国民は食い物にされ続けている。せめて日銀だけでもまともな行動をとってくれればと願うのだが。新聞紙上の白川総裁の澄ました横顔が何とも恨めしい。

  • 読了。日銀はデフレ経済の確信犯だ!という考え方を基準に金融政策について詳しくまとめてある。途中からちょっと難しくなり、2回読んで腹落ちした感じ。

  • 日銀が権限持ちすぎているのが大きな問題だ、というようのはよく分かった。結論はよく分かるのだけど、裏付けの話が難しすぎる。ラジオで聞いててもそうだったのだけど、説明が直接的すぎて経済に強くない一般人が理解するのは難しいな。

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『高橋洋一式「デジタル仕事術」』(かや書房)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(扶桑社)、『理系思考入門』(PHP研究所)、『国民はこうして騙される』『プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。

「2023年 『日本の常識は、世界の非常識! これで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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