キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 3916
レビュー : 622
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065919

感想・レビュー・書評

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  • 気になっていた『キュレーション』について知ることができました。グローバリゼーションによって世の中がどんどん多様化していき、10年後にはまったく違う世界が待っていると佐々木氏は予想しています。既存の価値観に従って行動することが全て正しいとは限らないと感じました。自分自身の抱いている感覚や価値観に従って様々な事象を見極めていく力をつけたいです。

  • 「キュレーション」というものがどういうものなのか、ぼんやりとながら
    理解できたと思います。このぼんやりとした輪郭をはっきりさせることができるように、関連本を読んでいきたいと思います。

  • いろいろな事例があり、それぞれについて興味深い話が書いてある。しかし、全体的な流れが見えにくかった。
    日本が同じ夢を持って一つの目標に向かって進めたのは、㎡すメディアが情報の独占をしていたからで、今は難しい。
    メディアリテラシーが重要だというのが言われたが、それは難しく、それよりも情報を発信する人が信頼できるかで判断をするのが良い。
    キュレーターとは、ある物や情報を自分のフィルターを通して相手に伝えられること。
    自分は、地域のキュレーターになりたいのかもしれない、これはつまり自分が感じている地域の魅力をどこが魅力なのかというキュレ―ションを通して紹介すること。
    明治時代に、文語の口語化が行われたけど、最近はインターネット上の言葉が口語として使われる逆の流れが起こっていると感じた。インターネットの登場で、文字で見る情報がこれまでよりも増えたのだろうか。

  • 記号消費から機能消費とつながり消費へ

    ぼんやり感じてたことをきちんと文章にしてくれたような感じ。今更もう常識なのかもしれないけれど、いやでも少なくとも出版業界ではあまり認識されてないよね。

    “ある音楽家の招致”から情報のビオトープの話へ。
    “モンゴルの大陸支配”から情報プラットフォームの話へ。
    自分の語る世界観を他分野の具体例を出しながら描写していく手法が面白かった。これがキュレーター力なのかも。
    個々の具体例も興味深く勉強になるというおまけも。エグベルト=ジスモンチが好きになりそうです。

  • 点が線に、線が面になっていく。
    結びつける力に共感

  • 図書館では様々な情報を扱っているけれど、これだけ情報が氾濫し、データベースや情報サイトが乱立している状況では、図書館の利用者は自分の欲しい情報を見極められないのではないか、というのが最近の私の問題意識。
    例えば、大学図書館であれば、大学の構成員にとってマストな情報を提供するプラットフォームとして機能し、なおかつ、「こんな価値ある情報がありますよ」など、レコメンドする機能もあわせ持つようにするといいんだけどなあ、と思っていました。すなわちキュレーション。
    ・・・などと、まとまりなく思っていたのですが、これが見事に書かれていたのがこの本でした。さらに、情報の流れについても、届けたいところに届けようという意識がないと届かない、ということが書かれていて、広報について随分新たな発見をすることができました。
    そして、読みやすい。実在の人物のエピソードがたくさん出てくるので、物語を読んでいるようでありながら、知らず知らずのうちに大事なエッセンスが頭に入ってくる、良書だと思います。
    また、人と社会のつながり方の変化についても、これまでの流れが大変わかりやすく書かれています。SNSを扱う授業を担当する中で、これからの時代は受動的に情報を得るのではなく、自らが発信者になる、というようなことを他の先生がおっしゃっていましたが、その意味がよく飲み込めました。
    自らが発信者ともなれるソーシャルメディアを使うことで、例えば企業と消費者の関係はフラットで持続可能なものになる。このような技術はグローバル化をもたらすけれど、その中で同時にローカル・カルチャーが重要となってくる。
    大きな視野に立つ本を読むと世界は広々と見えてきます。すぐに役立つテクニックは身につかなくとも、世界を考える新しい手法が手に入る。これこそがキュレーションだなあ、とわくわくして読みました。

  • 本来のキュレーションやキュレーターについてのはなしはほんの少し
    あとはその周辺のはなしあれこれ
    センテンスごとには首肯するものあれど 全体見渡すと何言いたいのかよくわからず

  • 多くのSNSなどの情報プラットフォームがどんどん登場していくこの混沌としたネット世界を、キュレーションという行為を中心にして整序していっています。「今の情報社会の在り様とベクトル」というものが見えてくる。

  • 遅ればせながら。よくまとまっていて主旨はシンプル。

  • 時代は変化しているのに、変化がわからない自分がいる。
    十年後にはまったく違う世界が私たちの前に見えてくる。
    きっとそのときもあまり変わらないと思い続けるていると思う。

    結局は人と人・・・・
    それを取り持つ縁は何か・・・
    どのように取り持ってくれるか?

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著者プロフィール

佐々木 俊尚(ささき としなお)
1961年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部政治学科中退後、1988年毎日新聞社入社。記者として勤めたあと、1999年『月刊アスキー』の編集部デスクに転身。2003年退職後、主にIT分野やメディア業界に関わるフリージャーナリストとして活躍。大学非常勤講師なども担当している。
代表作として、2010年度大川出版賞を受賞した『電子書籍の衝撃 -本はいかに崩壊し、いかに復活するか?』、『キュレーションの時代』など。近年は『家めしこそ、最高のごちそうである。』といった自宅料理についての著作もある。

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