キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 3920
レビュー : 622
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065919

感想・レビュー・書評

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  • キュレーションという言葉を広めた本。
    キュレーターは必要だよと言う話しを色々な事例を混ぜて長々と話がつづく。
    キュレーターの経験談が入っていないのが物足りなかった。

    ・面白い映画「ハングオーバー 花婿と二日酔い」
    ・所有の時代は終わった。商品の消費から、「行為」や「場」の消費へ。
    ・これからは情報アクセスのパラダイムが転換。マスメディアが衰退。

  • 旬の時期に目を通すのが最適な本。手にした時点で発売からかなりの時間が経過していたので、鮮度が落ちてしまった感じ。

  • 本来のキュレーションやキュレーターについてのはなしはほんの少し
    あとはその周辺のはなしあれこれ
    センテンスごとには首肯するものあれど 全体見渡すと何言いたいのかよくわからず

  • 私のまわりにもツィッターやフェイスブックをやっている人が増えてきた.私の中でも情報メディアとしてのテレビ・新聞の比重はほとんどゼロになり,確かにインターネットが情報の価値を根底から変えている感じがする.というわけで,この本を読んでみた.
    内容はともかく,読み進めているうちに気分が悪くなってきた.
    例えば,p.247:
    『私が語ってきた「視座」へのチェックインと,その視座を提供する無数のキュレーターという流れに沿って言えば,ソーシャルメディアの世界ではセマンティックボーダーはキュレーターによって絶えまなく組み替えられていく.小さなビオトープの圏域が作られ,そこにある法則性が生まれ,そのコンテキストに沿ったセマンティックボーダーによって情報は外部から取り入れられていくということなのです.』
    確かに,使われている言葉はそのつど定義されていて意味が分からないわけではないのだけれど,別にその言葉が必要なわけではないし,それが著者自身の言葉であるわけでもない.権威者の使っているカタカナ語に頼り過ぎ.
    もう一つ気持ちが悪いのは,情報に対してあまりに受け身なこと.一日中ネットが手放せないような人のために書いてあるような気がする.自分が必要な情報を得るためにはネットにつなぐのではなくて,ネットから離れることも必要だと言うこと認識していないのではないか.自分で考えずカリスマキュレーターのコピーのような脳が増殖していく世界は本当に気持ちが悪い.

  • ぼちぼち。例え話がそれぞれ魅力的。

  • 視座にチェックインする。いまの時代に必要とされているのはコンテンツに新たな解釈を与えるキュレーターである。

  • 単なるSNS礼賛でもなく、絵画や映画に絡めて展開する前半は良かったんだけど、後半はついていけなくなった。
    「セマンティックボーダー」「ホロニックループ」等々の聞き慣れない語句を書き連ねたカタカナだらけの文章にうんざり・・・。

  • 著者の立ち位置は「これまで」を語るのではなく「これから」を語るということだろうから、いかに誰よりも早く流れをキャッチしてそれを世間に流していくことになによりの意味があるのだろう。
    読者は著者の語る新しい流れに期待して著作を手に取る。
    これまでこの著者の著作物は新しい流れをコンパクトに解説してくれるものとしてボクは手にとり読んできた。
    しかし、どうも最近はいち早く世に出すことにばかり気にかけすぎているような気がする。
    著者に都合のいい情報を2、3エピソードとして取り入れて、それで強引にかなり大雑把な恣意的なコンテクストを作り上げている感が否めない。
    前著の「電子書籍の衝撃」あたりから特にその感じが強く、新しい流れのアジテーションばかりが鼻につき、かえってITがもたらす破壊性ばかりが目につくような気がしてならない。
    本作でもそう。
    ITの進化が社会や経済にもたらす影響は2、3年でひっくり返すようなものではない。
    もう少し、余裕思って検証すべきではないだろうか。
    ITジャーナリストの立場で社会や経済まで含めた論考ができるのは今の国内作家では著者しかいないと思うので、稚拙な著作で自らの主張を軽く思わせて欲しくない。

著者プロフィール

佐々木 俊尚(ささき としなお)
1961年生まれ、兵庫県出身。早稲田大学政治経済学部政治学科中退後、1988年毎日新聞社入社。記者として勤めたあと、1999年『月刊アスキー』の編集部デスクに転身。2003年退職後、主にIT分野やメディア業界に関わるフリージャーナリストとして活躍。大学非常勤講師なども担当している。
代表作として、2010年度大川出版賞を受賞した『電子書籍の衝撃 -本はいかに崩壊し、いかに復活するか?』、『キュレーションの時代』など。近年は『家めしこそ、最高のごちそうである。』といった自宅料理についての著作もある。

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