公務員革命: 彼らの〈やる気〉が地域社会を変える (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480066329

感想・レビュー・書評

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  • やる気(モチベーション)の面から、公務員の改革案を述べてありました。

    個人の名前を出して仕事をすること(成果を発信すること)が推奨されています。
    公務員の枠を超えたキャリアアップ(独立)についても言及してあり、おもしろかったです。


    【目次】
    第1章 “やる気”を奪った「ポピュリズム型」公務員改革
    第2章 “やる気”に火をつけるものは何か?
    第3章 「公僕」から「主役」へ
    第4章 「外部資源」活用で、やる気の天井を破れ!

  • 著者が描く理想の公務員像・役所像と自分のそれとが近く、かなり深い共感をもって読めた。

    公務員をテーマにした本は、霞ヶ関の官僚についてのものが多い(気がする)中で、市町村の職員にフォーカスを合わせている点も評価できる。
    安易な「民間の手法を官公署にも取り入れるべし」型の議論になっていないところもイイ。もちろんそのような議論が全くないわけではないけど、民間と官公署の違いを論じたうえで、何が公務員に適した方法かを検討しているので、かなり説得的。「欧米では~」式の話も結構多く出てくるけど、他のそのような議論展開にありがちな嫌味はない。むしろ、なんで日本でそれをやらないんだ!と歯がゆくなるばかりである。

    最終章では転職支援やヘッドハンティング、副業、兼業を認め、職員個人のモチベーションを上げれば役所が活性化するはずだという、かなり刺激的な議論が展開されている。どの案も決して荒唐無稽ではない。十分検討する価値がある!

    若手公務員が読めばモチベーションアップになるし、管理職が読めば効果的な組織運営を根っこから見直すきっかけになるであろう良書。

  • 「組織は仕事をするためにあるもので、組織のために仕事をするのではない。」


    超やる気人間たちに共通することとして、自分が仕事の主役であるという意識を持っている。

    木村俊昭さん

    公務員の多くはどちらかというと受動的。仕事へのこだわりも強くない
    ゆえに、一人でもこのように目標が明確でアグレッシブな人がいると、そのエネルギーが役所全体に波及し、自治体が変わっていく。

    もちろん、トップの理解とサポートは大事な案件だが。


    公僕というイメージから、公務員は受け身に、なりがち。そしてそれはとても危険。

  • 公務員の”やる気”に着目して現在の公務員界の課題を解決する方策を提言している。

    まず、公務員でない住民やマスコミに対して、公務員叩きやバッシングが公務員の”やる気”を削ぎ、結果的に住民の損失につなげているという指摘。
    私自身公務員なので、こういった発言があることに救われる。
    そして、自律・承認・夢を「超やる気の三要素」として国内の役所や海外の事例も紹介しながら、制度改革の方向性を示している。

    全公務員に読んでほしいし、自分の所属する組織を少しでも改善していこうと思えた。

  • 組織論の立場から、どうしたら公務員のモチベーションを向上させ、『スーパー公務員』を育てることができるか、ということについて論じている。

    説明がすごく理路整然としてて分かりやすいし、いくつかの自治体の成功事例を取り上げている点とてもおもしろい。かなりおすすめです!

著者プロフィール

1954年兵庫県生まれ。同志社大学政策学部教授。神戸大学大学院経営学研究科修了。京都大学経済学博士。専門は個人を尊重する組織の研究。おもな著書に『公務員革命』『ホンネで動かす組織論』『ムダな仕事が多い職場』(以上、ちくま新書)、『がんばると迷惑な人』『個人を幸福にしない日本の組織』(ともに新潮新書)、『個人尊重の組織論』(中公新書)などがある。

「2018年 『「ネコ型」人間の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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