若者を見殺しにする日本経済 (ちくま新書 1042)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480067463

感想・レビュー・書評

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  • 社会

  • レビュー省略

  • 購買力平価 英語の教科書の薄さ アレックス・カー『美しき日本の残像』(公共事業が日本を醜くしている) 現行の社会保障制度は維持出来ないp.35 消費税の逆進性 

  • 「老人優先経済で日本が破綻」と違い、淡々とデータを並べて、現在と将来の日本経済の状況を解説している。結論(リフレーション政策。国の財政・金融政策による景気回復=アベノミクスの推進、TPP参加)は述べられているが、本当にそれで経済が回復するかは疑問。
    理想論のように思える。本当に高齢者に対するセイフティーネットやベイシック・インカムが保障されるなら高齢者給付金のカットも良いだろうが、「老人漂流社会」のような現状では不安はなくならない。

  • 【新着図書ピックアップ!】 若者を見殺しにしないためには、経済を成長させてデフレから脱却し、かつ高齢者の社会保障(年金と医療)を切り下げるしかない。これが著者の提言の最も重要なポイント。若い世代の声も是非聴いてみたい。
    Economic growth and social welfare cut are two primary measures to be taken for changing current structure where some young generations are losing their bright future prospects.

  • ※編集中メモ

    【出会い】
    社長からいきなり渡される。経済の勉強にと。
    東大農学部出身の移植のエコノミストで本質を語ると。
    経済企画庁出身。
    目次ぱっと見でうなずける・おもしろそうなところは多そう。

    【概要】


    【感想】

  • 経済成長で若者にチャンスを。社会保障は切り下げ。グローバリゼーションは若者の味方。既得権を手放せ。若者の自由な発想を邪魔するな。

    論説風なのですが、結局のところ、エッセイかな。主張は、おじさん世代としては、えらいと思います。

  • 若者をないがしろにする社会に未来はないという視点から日本経済の現状を分析し、政策提言がおこなわれている。

    経済成長は重要。年金は削るしかない。グローバリゼーションはチャンス(ゆえにTPPは推進すべき)。という前半の議論にプラスして、後半は格差社会の本質は何か、デフレはなぜ悪いのか、特定産業の保護の問題点、そして教育の本質とは何かが論じられる。

    いつもながら明解でわかりやすいが、やや重複する箇所が多く間延びする部分が玉に瑕か。

  • 364.1||Ha

  • 世代間での不公平が再認識出来る本。
    デフレで給料下がってるのに年金がほとんど減らない。世の中年寄りがさらに増え、老人ばかりが幅を利かせ、若者が虐げられる世の中になる前に、国をどう変えていくかクリアに説明されており勉強になった。

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著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学農学部卒業。学習院大学博士(経済学)。経済企画庁国民生活調査課長、海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを経て、現在、名古屋商科大学ビジネススクール教授。著書『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(日経ビジネス人文庫、石橋湛山賞受賞)、『若者を見殺しにする日本経済』(ちくま新書)、『ベーシック・インカム』(中公新書)、『デフレと闘う』(中央公論新社)など多数。

「2021年 『コロナ政策の費用対効果』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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