告発の正義 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480068477

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  • 刑事事件の現場を、その内情を解き明かしながら、事実から問題点まで挙げられている。
    とかく難しくなりがちな法律や、その運用の問題を、実際に著者が関わってきた事件を交えて書かれている。
    事件の名称や、その人物名については聞き覚えがあっても、その内容やその事実については良く知らなかった。
    少しゾッとするような話しも含まれるが、それが現実だ。
    とすれば、著者の話に耳を傾けることの意義も自ずと明らかである。
    世の中、特にこの国の不透明感が増しているこんな時に、是非読んでおきたい一冊だともう。

  • 2009年の検察審査会法改正により、起訴議決制度が導入され、検察官の不起訴処分に対して、検審が二度にわたって起訴すべきと議決を行った場合には、裁判所が指定する弁護士によって起訴の手続きが行われる事になった。

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著者プロフィール

桐蔭横浜大学法科大学院教授。弁護士。1955年生まれ。1977年東京大学理学部卒業。1983年検事任官。東京地検検事、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2005年桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター長に就任。2006年検事退官、弁護士登録。警察大学校専門講師、防衛省や国土交通省の公正入札調査会議委員なども務める。不二家信頼回復対策会議議長などとして多数の企業の危機管理対応に関与。(株)IHI社外監査役も務める。著書に『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書、2007年)、『入札関連犯罪の理論と実務』(東京法令出版、2006年)などがある。

「2009年 『証券市場の未来を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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