知っておきたい感染症: 21世紀型パンデミックに備える (ちくま新書 1172)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480068774

感想・レビュー・書評

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  • メモ
    ------------------ ・世界人口70億人超え
    →「高速大量輸送時代」、伝染病感染リスク大

    ・SARSコロナウィルス、MARSコロナウィルス
    →2012年ごろに中国、韓国で症状例
    →今の新型コロナウィルスの「強化版」が過去に存在していた

    ・次の日本のパンデミックは「破傷風」か?
    →土や糞尿から感染、致死率10%
    →「震災時」の感染事例あり。(南海トラフに備えろ)
    ------------------
    .
    「新型コロナウィルス」の猛威に日本全体がパニック状態に陥っています。

    「オリンピック開催問題」「GDPのさらなる低下の懸念」「食糧難」

    など様々な心配がされています。

    多くの人々の対応が遅れたことが現状に至っています

    今の内に私たちに何かできることはないか?と考えました。

    「次のパンデミックに備えよう」

    これが私の出した結論です。そんな経緯で感染症についてのインプットも兼ねて

    手に取った1冊(2016年出版)

    様々な感染症の事例や予防策を見て行く中で

    個人的に必ず知っておくべきだと思った

    「破傷風」について紹介します。

    こちらの病気、「外傷についた土や、動物の糞尿から感染」が主とされ

    かかったら致死率10%の猛威を振るいます。( ワクチンで対応可能)

    著書の中で「東日本大震災」の際の感染者増加のケースが紹介されていました。

    「南海トラフ地震」私たちが次に備えるべき震災は既に有名ですよね。

    医療機関が機能しなくなる「震災時」において

    「予防」は必須です。

    「コロナウィルス」への対処も外せないトピックですが

    「未来のパンデミック」についても意識するべきだと感じました。

  • COVID-19時代を生き抜く教養のために読んだ。近年流行したMARS・SARSといったコロナウイルスの他、身近なデング熱や破傷風などについて言及している。 現代だからこそ急速に感染が蔓延してしまうと何度も主張しているのが印象的。 近年の感染症が綺麗にまとめられている良書。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685743

  • 【琉球大学附属図書館OPACリンク】
    https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB20586705

  • 3月22日読了。図書館。

  • !!再来 パンデミックの危機

    2002年11月、中国広東省で正体不明の肺炎が発生し多数の死者が出た。当時中国政府は事実を認めず、WHOの問い合わせにも非協力的であった。

    2003年2月、ようやく中国政府は未知の肺炎の流行を認めた。しかし時すでに遅し、医療機関では院内感染が蔓延し、中国国外にもにも感染者が出て、世界中にウィルスが拡散されたのである。

    後にSARSと名付けられた新型コロナウィルスであるが、今般の武漢新型コロナウィルスの際の中国政府の対応は、過去の反省が全く生かされていない。

    情報操作、情報公開の遅れ、警鐘を鳴らした医師の逮捕、そして地方自治体トップのトカゲのしっぽ切り。
    習近平が責任を取るべきである。

  • 新型コロナウイルスが流行っているので読んでみたが、特に参考になることはなかった。

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著者プロフィール

白鷗大学教育学部教授。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。NHKラジオ「室井滋の感染症劇場」作・脚本・監修。著書に『正しく怖がる感染症』(ちくまプリマ―新書)、『どうする!? 新型コロナ』(岩波ブックレット)、『人類vs感染症』(岩波ジュニア新書)、『キャラでわかる! はじめての感染症図鑑』(日本図書センター)、『病いと癒しの人間史』(日本評論社)、『学校の感染症対策』(東山書房)などがある。

「2020年 『知っておきたい感染症【新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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