即効マネジメント: 部下をコントロールする黄金原則 (ちくま新書 1188)
- 筑摩書房 (2016年5月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480068927
感想・レビュー・書評
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コーチング的な部下の指導に気をつけることを書いている本
what,way,reason,rangeというテーマでわかりやすくまとめている。
what(課題)はほどほどにway(やり方)を教える
reason(理由)を教えて自発的な動きをさせる
ギリギリの目標を与える
range(範囲)を定めてその中で自由にさせる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者つながりで読んだ。
本は、よく聞くような話で始まる。
例え話も、いかにも、と言う内容で、内発的動機を高めましょうであったりとか、何をではなくどのようにと言う指示をしましょう、といったようなところがそう。
中盤は、部下との付き合い方指示の出し方について、わかりやすく、この本ではクイズ形式で一緒に考えると言うスタイルをとっているので、自分の状況と照らし合わせながら考えやすい。
自分にとって印象に残ったのは、
・逃げ場をなくすような指示
・2W2Rのうちのレンジ、何をするか、どの方向に行くか、どんな規模か、と言う3つの要素。
本のタイトルからすると即効的と書いているので付け焼き刃的なものを感じるかもしれないけれども、調子が本の中で言ってるのは、きらびやかなびろうよりも、サビずにずっと使えるようならやり方考え方理論と言うものである。
全くもってそうだと思った。
これはまた今後も読み返す、と言うよりかは、考え直しながら自分のモノにしていきたい。
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古典理論を簡潔にまとめてるので、何度も読み返して使える本です。
1.この本を一言で表すと?
・マネジメントについてロジカルに具体的にわかりやすく解説した本
2.よかった点を3〜5つ
・部下にとっての2つの「やる気」
→わかりやすい例で納得できた。なんとなく感じていたことを明文化して解説してくれたのが良かった。
・wayとwhatを区別する
→過去の自分自身が部下にたいしてwhatしか与えていなかったと気づきました。
・成長させるために「逃げ場をつぶす」
→転職自体がこのような感じでしたのでよくわかります。
・6章(本書のまとめ)
→本書にでてくる6つの「問い」がまとめられており、これらを考えることによって、本書全体の振り返りができ、「マネジメントの基礎理論」が身に付くようになっている
2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・丸投げにならない自由を与える
→内容は納得できるが、与え方がとてもむずかしいと思う。
・5章1節「世界でも特殊な日本型のキャリア構造」
→世界との比較で日本が特殊なことは分かったが、本書の趣旨と関係無いように感じた。
3.実践してみようとおもうこと
・部下がいないので、上司に対してway, what, reason, rangeを確認してみようと思います。
4.みんなで議論したいこと
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5.全体の感想・その他
・本書のマネジメントを発案し実践しているリクルートはすごい会社だと感じた。
・ベースとなっている本『無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論』も読んでみたい。 -
マネジメントの基礎が本当に噛んで含めるような説明がされてとり有益な本ですね。日本的経営の来歴を解説する章も興味深い考察が多かった。