皇族と天皇 (ちくま新書1224)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480069382

感想・レビュー・書評

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  • 皇祖皇宗と天皇を神格化していた時代もあるが、皇族達見てみるとやはりろくでもない人間もいるし、やっぱ人間だものって感じだよね。
    そう考えると、明治・昭和・今上陛下と天皇陛下が極端に人徳者で君主として能力有る人間だったのが奇跡だったと思う。

  • 皇族についての基礎知識
    皇族の国際結婚
    敗者の怨念
    勝者の困窮
    皇太子婚約解消と宮家断絶
    永世皇族制度と降下準則騒動
    宮中某重大事件と外戚
    フランスでの自動車事故と帰国拒否
    昭和動乱の中の皇族
    大東亜戦争と皇族
    退位と「赤い宮様」

    著者:浅見雅男(1947-、東京都、編集者)

  •  近代の皇族にかかわる「事件」史。著者がこれまでに刊行した皇族に関する著作群(『闘う皇族』『皇族誕生』『皇太子婚約解消事件』『伏見宮』など)の事実上のダイジェストで、新出の資料(『昭和天皇実録』など)・研究による補訂は加えられているものの、大半の内容は旧著と重複している。歴史学研究者ではないので学術的な視角・分析に不足するが、明治維新から敗戦後までの皇族のゴシップやスキャンダルを1冊で通覧できる価値はあろう。

  • 明治以降の宮家皇族のうち、顕著な行動を示した者(となると時代的に、おのずと男性に限られる)の軌跡をまとめたもの。マニア的にものすごく目新しい情報はないが、これまで各書で辿ってきた内容が、新刊新書で手軽に入手・購読できることには間違いなく価値がある。参考図書一覧も充実しており、皇族研究の第一人者である著者が、自覚的にこのような本をつくったことがよくわかる。

    2016/1/1〜1/2読了

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著者プロフィール

1947年、東京生まれ。70年、慶應義塾大学経済学部卒業。出版社に入り、雑誌・書籍の編集に携わる傍ら、日本近・現代史に興味を抱く。主な著書に『侯爵家の娘 岩倉靖子とある時代』『華族たちの近代』(共に中公文庫)、『華族誕生 名誉と体面の明治』(講談社学術文庫)、『闘う皇族 ある宮家の三代』『皇族誕生』(共に、角川文庫)、『皇室一五〇年史』『皇族と天皇』(共にちくま新書)、『歴史の余白 日本近現代こぼれ話』(文春新書)などがある。

「2018年 『大正天皇婚約解消事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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