憲法サバイバル: 「憲法・戦争・天皇」をめぐる四つの対談 (ちくま新書1250)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480069535

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689687

  • どの対談も楽しめたが,最初の長谷部さんと加藤さんのものが意外な視点でものを見ることの重要性を知らせてくれた.美濃部達吉は天皇機関説で有名だが,実際には(p23)"美濃部達吉は君主制原理を否定しているんですね.天皇主権原理というのは,法律論として成り立たない.結局,天皇は国家の機関に過ぎない.統治権を持っているのは,あくまでも国家である.その国家の機関として,天皇は憲法上与えられた権限を行使しているに過ぎない." このような考えから美濃部達吉は明治憲法を高く評価していた由.軍部が統帥権を独立させて暴走しなければ,良い憲法だったと言っている.新憲法では天皇主権から国民主権へと転換する訳だが,それに意味を見出さないという考えだ.面白い.

  • 20170616 今、何が問題なのか整理したいので読んでみた。きっかけにはなると思うがここからテーマを絞ってもまだまだ理解には時間がかかりそうだ。

  • 17/05/01

  • 323.14||Ch

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著者プロフィール

1957年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。2000年3月より、国連東ティモール暫定行政機構上級民政官として、現地コバリマ県の知事を務める。2001年6月より、国連シエラレオネ派遺団の武装解除部長。2003年2月からは、日本政府特別顧問として、アフガニスタンでの武装解除を担当。東京外国語大学教授。プロのジャズトランペッターとしても活動中。著書に『武装解除 紛争屋が見た世界』、『本当の戦争の話をしよう』『主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿』(共著)などがある。

「2019年 『リベラルと元レンジャーの真「護憲」論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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