仕事人生のリセットボタン: 転機のレッスン (ちくま新書 1270)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480069764

感想・レビュー・書評

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  • 自分年表をとりあえず作ってみようかな

  • 寿命延長と脆弱な社会保障による定年延長で仕事人生は長期化へ。リセットボタンをいつ押すか?時代状況を認識し、努力ではなく成果を大切にし、自分の頭上に「もう1人」の自分を作る。勝てる分野を選び、経験を積むために知らない世界に飛び込み、山頂に到達するためではなく山登りを続けるために頑張る。外から見た「自分の価値」を知り、過去の失敗から学び、自分を見つめ直すときは「異界」に身を置く。自分に合った法則を探し、ピークの前に次に何をするか考え、他の人を育てる気持ちを持つ。引退とは「いかに損切りするか」。

  • リセットボタンとは意味や意義を一旦立ち止まって考え直すこと

  • 人生安泰ではない
    もうひとりの自分が危機感持って観察

  • 為末大さんの半生を振り返りつつ、キャリアの転換点における考え方を提示する本。誰もに訪れるだろうキャリアの転換点に備え、一度は読んでおいて損はない本だと思う。

  • キャリアの転機を陸上の為末選手と一緒に考えている本。

  • twitterで紹介されていたのを見て気になったので読んだ。

    これからの働き方を考える上でアスリートをモデルケースにするってのは面白いなと思った。

    リフレクションの方法については特段目新しいものではなかったが、為末さんの考え方で共感する部分が多かった(自分で試行錯誤して次を試す、勝てる所で勝負する、育成ゲーが好き、自分・実存について考えるのが好き)ので、今後記事とか追っかけたいなという気持ちになった本。

  • 思索

  • ネガティブそうなタイトルだけど、割とポジティブな内容。
    キャリアを考えるうえで役に立つ。

  • 人生100年時代、っていうフレーズをよく聞くようになったけど、じゃあ、その中でどう自分のキャリアをデザインしていくのか、どこで自分の「引き際」「賞味期限」を見極めて、次のステップに進むのか、そのつなぎ目のつくり方ってまだまだ分からないことが多いように思う。

    本書は、一般のビジネスパーソンよりもセカンドキャリアを考えるタイミングが早いアスリートである為末大さんのこれまでの人生を振り返りながら、その節目節目はどういう転機だったのか、どうやって次に進むための「リセットボタン」を押したのか、中原先生との対談の中で明らかにしていくもの。

    アスリートだから選手生命は短いというのはあるけど、あんまりそういうのは関係ないと思った。人生のリフレクション(これまでを振り返り、意味づけをした上で未来をつくること)をしっかりやっていくことは誰にとっても大事だし、ピークの上り坂の途中で次を考えて準備する、ということなんかは、確かにそうかも、と思った。

    キャリアデザインの本として、またコーチとアスリートの関係や大学のシステムの日米欧の違い、成果の捉え方、働き方に関する考え方なんかも合間合間に含まれていて、それらもとても面白かった。
    社会人20代~30代位の人にはぜひ読んでほしい。おススメです。

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著者プロフィール

1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2021年12月現在)。現在は執筆活動、会社経営を行なう。Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。YouTube為末大学(Tamesue Academy)を運営。国連ユニタール親善大使。主な著作に『Winning Alone』(プレジデント社)、『走る哲学』(扶桑社新書)、『諦める力』(プレジデント社、小学館文庫プレジデントセレクト)など。

「2022年 『Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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