世界がわかる地理学入門――気候・地形・動植物と人間生活 (ちくま新書)

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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480071255

感想・レビュー・書評

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  •  地球上のさまざまな気候帯に住む人々や自然をコンパクトに紹介した本。
     取り上げられている気候は大きく4つ。「ジャングルや熱帯雨林に代表される熱帯気候」「砂漠に代表される乾燥気候」「ツンドラや高地に代表される寒帯気候」そして日本が属する「温帯気候」。

     内容としては中学や高校時代に習った地理の復習といった趣だが、温帯に住む日本人からすると想像を絶する場所が地球上にあり、そこで暮らしている人々や、たくましく生きている動植物がいることにあらためて認識させられた。

  • あとがきにあるように、世界は多様である。それを感じられる良書。図版もたくさんあって、飽きない。リャマとアルパカは、人が移動させるのではなく、「かってに採食のため草を求めて移動し、夕方になってお腹がいっぱいになれば、自分たちだけで放畜民の住居まで戻ってくる」ということで、その戻ってくる群れの写真がかわいくておもしろかった。

  • 気候からの切り口で、文化や生活まで述べられていく。
    中学校受験には難しかった。
    また体験談が多かった。

  • 東京中日新聞201856掲載

  • 東2法経図・6F開架 B1/7/1314/K

  • 熱帯・乾燥・寒帯・温帯の各気候の成り立ちと、気候をベースに地形・植生・農業・住民生活などを多角的に描いた本。小さいころから理科・社会が好きだったので、この手の本は好きなのです。

    続きはこちら↓
    https://flying-bookjunkie.blogspot.jp/2018/04/blog-post_27.html

  • 自然地理学がおもしろい。地理なんて覚えるだけで何がおもしろいんだろうかと、高校生のころは思っていて、そのまま大人になって30年。地球科学がおもしろくなって、その流れで自然地理にも接近してきた。理科の授業で、天気の変化が起きる原理のようなものは話をしているけれど、日本以外の地域の天候がどのようなもので、それはどういう地形が影響しているのかなど、考えたことがなかった。天体の話の中で、高緯度の地域は昼と夜の時間差が季節によって大きく変わることは知っていても、それが具体的に生活にどう影響しているのかを、考えたことがなかった。本書では、著者が実際に訪れた場所、あるいはほかの研究者が訪れた場所などが、臨場感あふれる記述で紹介されている。もうワクワクする。そうか、だからヨーロッパの人々は夏に裸で日光浴をするのだ、とか、今でも狩猟採集民がそんなにいるのか(といっても世界の人口の0.01%)とか、納得とか驚きとかいろんな体験ができた。230点もあるという写真を見ているだけでも楽しい。全部カラーだったらなお良いのだけれど。

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著者プロフィール

京都大学大学院文学研究科地理学専修教授。
名古屋大学文学部史学科地理学専攻卒業、北海道大学大学院環境科学研究科環境構造学専攻修士課程修了、東京都立大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程修了。理学博士。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻准教授を経て現職。
専攻は自然地理学、植生地理学、アフリカ地域研究。
主な著書:『高山植物と「お花畑」の科学』(古今書院、1999年)、『ひとりぼっちの海外調査』(文芸社、2005年)、『神秘の大地、アルナチャル――アッサム・ヒマラヤの自然とチベット人の社会』(昭和堂、2012年)(2014年度日本地理学会賞【優秀著作部門】)、『自然のしくみがわかる地理学入門』(ベレ出版、2015年)、『人間の営みがわかる地理学入門』(ベレ出版、2016年)、『Himalayan Nature and Tibetan Buddhist Culture in Arunachal Pradesh, India: A Study of Monpa』(L. Tenpaと共著、Springer、2015)、『植生環境学――植物の生育環境の謎を解く――』(編著、古今書院、2001年)、『アフリカ自然学』(編著、古今書院、2005年)、『アンデス自然学』(編著、古今書院、2016年)。

「2016年 『ナミビアを知るための53章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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