ファンベース (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 1352
レビュー : 113
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480071279

感想・レビュー・書評

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  • 本書は読みどころが多くてなかなかまとまりませんでしたσ^_^;

    ファン=企業やブランド、商品が大切にしている「価値」を支持している人
    ファンベース=ファンを大切にしファンをベース(土台、支持母体)にして中長期的に売上や価値を上げていく考え方
    と本書では書かれています。

    「ファンベース」が必然な理由として
    ⑴ファンは売上の大半を支え伸ばしてくれる
    ⑵時代的社会的にファンを大切にすることがより重要になってきた
    ⑶ファンが新たなファンを作ってくれる

    SNSこそ「ファンベース」で活かすべきツールなんですよね。
    価値観が近い人が愛用するモノは自分も愛用する可能性が高いと言えます。
    人はたくさん選択肢を与えられると選べないんですよね。
    「類友」は最強メディアなんやと思います。

    自分の言葉が周りの「類友」や友人に届くことはある意味嬉しいですよね。
    「おススメしたくなるキッカケ」
    「言いたくなる状況」
    「言いやすくなる環境」
    をマーケティング側がつくることで
    「自走式サイクル」を作ることなんやと思います。
    「類友や友人のつながり」の連鎖であっという間に広まっていくサイクルを作れば価値の提供を続けることでファンが生まれるんやと思います。

    ファンが参加できる場コミュニティを増やし活気づけることができるか。
    商品ではなく価値を軸にコミュニティを作る。
    ファンコミュニティを作る前にファンから傾聴しみんなが共感し愛着を持ち信頼するような「環境」を整えることが重要です。
    ファンが「共感」したり「愛着」を持ったり「信頼」を感じたりする「要素」を丁寧に増やしていく。
    根底に「徹底的に役に立とう」とする精神が流れているかどうかをファンは敏感に見抜くし、こういう姿勢にファンは義理堅く応え応援していくものです。

    ファンベースを作るために
    ①スモールスタートで楽しむ
    ②時間をかけることを楽しむ
    ③ファンになってもらう過程を楽しむ
    ④常連さんをお迎えすることを楽しむ
    ⑤ファンという少数と楽しむ
    ⑥コミュニティ運営を楽しむ
    ⑦キレイゴトを楽しむ
    こういうことができるかなんですよね。

    ファンベースを作るなんておこがましいので
    僕自身をブランド化して
    ファンを増やす
    こういう努力を続けたいと思います。

    本書はビジネスの世界に生きる人は役所やろうが会社やろうが役に立つめちゃくちゃエエ本やと思います。

  • ファンベース
    それは時間が「掛かる」のではなく、時間を「掛けなければいけない」。名言
    この言葉も本を読む前に、さとなおさんのファンからの言葉により知った事。ファンからの言葉はささる!

  • 新規顧客をつかまえるのではなく、今いるファンを大事にする。これからのマーケティングではいかに自分たちの商品やブランドに対するファンが育ち、支持してくれるかが肝になる。それには時間や手間がかかるけれど、長期的なスパンで見ればより多く、支持度の高いファン獲得へと繋がる。
    ファンベース施策ではこれまでのように大々的に人気タレントを起用したCMやバナー広告ではなく、ファンが「類友」である新規ファンを連れてきてくれる。企業側ではなく、一番近くにいる友人や親戚が信頼できる情報源になり、そこからファンは拡散、伝播していく。
    本書ではファン獲得のために実施可能な施策を紹介いるが、一番大事で原点となるのがファンの声に耳を傾けることである。傾聴し、初めてファンが何を求めているのか、そして自分たちのブランドの「推し」ポイントが明確化される。企業が自分たちの魅力はこれだ!と推すものではなく、ファンの声をすくい上げることが大事なのだと思った。

  • ある製品の購入者は、パレート分析で表される通り、20%の顧客が80%程度の売上を構成している事が多い。つまり、20%程度のファンが製品を買い支えているのだ。

    一方で、企業がマーケティング活動をする際は、このファンではなく、新規顧客獲得ばかりを目指しているケースが散見される。

    この本はそうしたファンに向けたマーケティングの重要性とその具体的な方法について解説されている。

    内容に目新しさは少ないが、ファン向けマーケティングという発想の転換と、新書ながら非常に豊富な事例が纏まっており、マーケティングに興味のある方にはオススメできる。

  • 20%のファンや4%のコアファンを虜にすればいいというなかなか思い切った視点。ユニバーサルなサービスを提供している会社がカゴメのようになれるのか、ビジネスのシンプルさや消費者分布など丹念た見ていく必要はある。それでもマーケターなら読んでおくべき一冊。

  • 一人称がボクで、文章が硬くなくとても読みやすい。

    伝えたいことが伝わりやすく整理され、
    定義されているため、
    ファンベースという新たな考え方がすんなり入ってきた。

    ファンベースが必然な3つの理由と
    ファンの支持を強くする3つのアプローチの
    共感・愛着・信頼と
    ファンの支持をより強くする3つのアップグレードの
    熱狂・無二・応援を
    抑えておけばよいと思う。

    パレートの法則はもちろん知っていたが、
    「全顧客の上位20%が売上の80%を生み出している」
    みたいな使い方は今までしたことがなく、
    仕事で応用がききそうなので活用したい。

    共感・愛着・信頼、熱狂・無二・応援の
    それぞれの施策の方法や例が載っているが、
    そこについては汎用性がある訳ではなく、
    企業や商品に合わせて取捨選択した方がいい内容だった。

    本書中に、『明日のプランニング』でくわしく書いたので
    参考にしていただけたと思う。みたいなのが、
    何回か出てきて、私はまんまと明日のプランニングも
    購入したので、しばらく積ん読して、
    気が向いたら読んでみたいと思う。

    以上

  • 『ファンベース』(著:佐藤尚之)


    付箋部分を抜粋します


    ・企業の本業とは「生活者の課題解決」であり、「笑顔を作ること」なのだ(p14)

    ・ファンとともに変化・成長し、未来の価値を創出していくこと(p38)

    ・価値観が近い類友は、テレビやネットを凌ぐ最強メディア(p75)

    ・ファンがオーガニックなオススメをするきっかけを作る。言いたくなるような状況を作る。言いやすくなるような環境を作る(p77)

    ・「全員をファンにしよう」とするとファンができにくいし、今いるファンが離れる場合もある(p90)

    ・ファンの支持を強くするための3ヶ条
     ☆その価値自体を、アップさせること ⇒ 「共感」を強くする
     ☆その価値を、他に代えがたいものにすること ⇒ 「愛着」を強くする
     ☆その価値の提供元の評価・評判を、アップさせること ⇒ 「信頼」を強くする(p93)

    ・「新規顧客ではなくファンを優先すること」を意識的に習慣化する必要がある(p121)

    ・自社に対して時間とお金を費やしてくれている人に「あなたは大切な方です」と知らせよう(p123)

    ・他に代えがたいストーリーやドラマがあるもの。そこに、我々は「愛着」を覚える(p125)

    ・モノには物質的価値と精神的価値がありますが、どんなビジネスでも精神的価値を提供することの重要性が強くなっていると
     思います(p206)

    ・一度でも買ってくれたその時にファンになってくれるような準備をあらかじめしておくこと(p240)

  • マーケティング担当なら一度は読んだほうがいいと思った。会社の規模感によるが、ファンを大切にする思考というのはこの先も大切にすべき考え方。

  • マス広告がまだ通じることや、短期、中期のマーケティングの有効性とファンを作って一緒に育ててゆくライフスタイルは真似したい内容がたくさん書かれていました!

  • 2年前のworld marketing sammit2016で、かのコトラーはmarketing4.0の時代を語っていました。それは企業がひとりひとりの生活者の「自己実現」をマーケティングの目標とする時代。マーケティングも「認知」で語られることから随分と遠くまで来たもんだ…と思いました。本書が提唱するファンベースは、その「自己実現」のコミュニティなのだと受け止めました。もちろん、それはひとりひとりと繋がれるデジタルの時代だから実現することなのかもしれませんが、でも、そんな方法論のレベルではなく、強いブランドはそもそも持っているもの、なのでしょう。たぶん、ファンベースという考え方はさらに研究されていくのでしょうが、著者も触れていたファンベースサクセスケース三兄弟、カープ、マツダ、カルビーの広島発という偶然?必然?をもっと深掘りしたくなりました。この本時代が共創の結果であることも興味深く、メイキング・オブ・ファンベースをぜひ!

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著者プロフィール

株式会社ファンベースカンパニー創業者。取締役会長。1961年東京生まれ。(株)電通入社後、コピーライター、CM プランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し、(株)ツナグ設立。19年、(株)ファンベースカンパニー設立。著書に『明日の広告』『明日のコミュニケーション』『明日のプランニング』など。最新刊は『ファンベース』(ちくま新書)。大阪芸術大学客員教授。復興庁復興推進参与。助けあいジャパン代表。花火師

「2020年 『ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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