行政学講義 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 54
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480071286

感想・レビュー・書評

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  • 多少ボリュームはあるが、日本の行政に関する概観を述べており、読みやすい。

    特に印象に残った点を述べるとするなら
    ・民主主義における行政の役割:民衆→政府→行政→民衆…というループがあるということ。そして、身内からの支配によって民衆が納得するのだから、行政が時折反発を受けるのは、このループがうまくいっていないということ。
    ・省庁共同体によって行政の内部が動いているということ。
    の2点である。

    またこの本の中で筆者は度々「主権」という言葉に疑問を呈している。それに関しては詳しくは述べられていないが、この本の中で読み取れる範囲では、支配・被支配という強い関係性が現れてしまうからという理由で筆者が「主権」という言葉に反発していると考える。

    民主主義と主権という言葉は不可分かと思っていたが、そうではないのかもしれない。

  • 日本官僚制を行政インナーに属さない視点から、かなり批判的に読んだ作品。一見するとインナーに属する人間からすると少しイラッとするけれども、客観的に見るとまっとうなことを書いているから不思議。

  • 20180414〜0503 「行政学」にちょっと興味があって入門書のつもりで読んでみた(^_-)-☆のだが、いわゆる入門書かと思ったら違った。著者の語り口となかなかアグレッシブな主張と皮肉に巻き込まれてしまう。以下、本文より引用。
    ・政治家が戦争指導をするのではなく、戦争遂行によって政治家が生まれるーー
    ・大蔵省解体(財金分離)は、むしろ主計局内閣移管を阻止した
    ・国家は手段であるにすぎないならば、それは真の意味の何をやってもよいという、有害かつ危険な内容を持つ、絶対的な最高権力という主権ではない。

    本書を読んで、逆に行政学の入門書を読みたくなった。私は”行政側”の人間じゃないけどね('◇')ゞ

  • 東2法経図・開架 B1/7/13010/K

  • 317.1||Ka

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プロフィール

金井 利之(東京大学大学院法学政治学研究科教授)

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