仏教論争 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480071347

感想・レビュー・書評

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  • 日本で起きた議論を中心に、「縁起」を巡る考え方・仏教
    論争をまとめた本。専門用語や使い慣れない言葉も多く、
    決して簡単な文章ではないし、とても全てを理解したとは
    思えないのだが、なぜか読んでいると楽しいし、心に響いて
    くるものも多くあった。言語による分別に多くを頼り生きて
    いる私だが、実はそれこそが大敵なのだろう。

  • 購入 2018/05/16

  • 実に難解な新書だった。釈迦の悟りの中心概念とされる縁起を巡る論争史をまとめている。引用される文献のバリエーションが豊富で読み応えがある。ありすぎる。

  • 宮崎哲弥の戦前戦後日本における縁起にまつわる仏教論争をまとめた一冊。筆法の衒学さばかりでなく、内容そのものにも受け入れがたいものを感じさせる書物を、なぜ今になって著すのか、その謎は一向に解けませんでした。
    ただ、これに論争を挑むとすれば、南直哉師のほかには見あたりませんので、それだけには期待します。

  • 東2法経図・6F開架 B1/7/1326/K

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著者プロフィール

1962年、福岡県生まれ。相愛大学客員教授。慶応義塾大学文学部社会学科卒業。専門は仏教思想・政治哲学。サブカルチャーにも詳しい。近著に、『仏教論争―-「縁起」から本質を問う』(ちくま新書)、『ごまかさない仏教―-仏・法・僧から問い直す』(新潮選書、佐々木閑氏との共著)、『知的唯仏論―-マンガから知の最前線まで─ブッダの思想を現代に問う─』(新潮文庫、呉智英氏との共著)、『さみしさサヨナラ会議』(角川文庫、小池龍之介氏との共著)、『宮崎哲弥 仏教教理問答』(サンガ文庫、白川密成・釈撤宗・勝本華蓮・南直哉・林田康順の各氏との共著)、『日本のもと 憲法』(監修、講談社)など多数。

「2020年 『いまこそ「小松左京」を読み直す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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