思いつきで世界は進む (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 217
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480071965

作品紹介・あらすじ

「あんな時代もあったね」とでは済まされないここ数年の怒涛の展開。日本も世界も「思いつき」で進んではいないか? アナ雪からトランプまで縦横無尽の時評集。

感想・レビュー・書評

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  • PR誌「ちくま」に連載されていた巻頭随筆をまとめた一冊。
    毎号たのしみに読んでいて、この1年ほどはときどき病気休載で心配してはいたけれど、まさかこんな急に亡くなってこの本が遺作・追悼出版になってしまうとは数週間前の新刊予告の段階では思いもよらなかった…R.I.P.

    「バカは忘れたころにやってくる」「いったい日本はどこへいく」「誰もが話を聞かない時代」「思いつきで世界は進む」「世界は一つなんて誰がいった?」の5章仕立てでテーマに沿った文章が並んでおり、各編の文末に掲載年月が添えられている。
    冒頭に置かれた1篇がいちばん最後に書かれた回だ(とはいえ、そのあとも休み休み数回は続き、まだまだ続いていくはずだった)と思うと、胸に迫るものがある。

  • 「あ、一つの時代が
    終わるんだ」
    橋本治さんの遺著
    故・橋本治さんが『ちくま』で連載していた巻頭随筆が書籍化。その言に耳を傾けたいですね。

  • 著者の橋本治さん、発刊日の2週間前にお亡くなりになったようです。全く知らずに本書を手に取りました。

    思考を促す、モノの見方はいろいろあると示唆して下さる橋本氏は割と好きな方で、橋本氏の新刊が図書館に入庫されたからというきっかけで読みました。

    随所で「関心ない」と記しつつも、世の中の出来事について深い洞察がなされています。その眼力を学ぶことができました。

    お悔やみ申し上げます。

  • <書評> 最後の著書 真の知性輝く(評=大澤真幸:社会学者)
    思いつきで世界は進む:どうしん電子版(北海道新聞)
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/298730?rct=s_books

    筑摩書房のPR
    「あんな時代もあったよね」と懐かしんで振り返ることができないここ数年の怒涛の展開。国会でも巷でも、まともな議論はなりたたないし、小難しいことを言われると、言ってくる相手に怒りを覚えるような輩だらけ。さらには、世界も日本も、バカが偉くなってしまい、それに疑問をもつことにも麻痺しちゃっている今日この頃。そんな世の中に起きた日常の変化から世界的な事象までを見渡した時評集。
    http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480071965/

  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1384/K

  • 本書中盤ー2017年あたりから、切れ味が鈍くなっている。体調も芳しくなかったのだろう。哀しい。

  • 批評は批評で、現実とは別次元にあることによって現実と絡み合う。非力だからこそ力を持つのが批評の力。
    文学とは何かという議論が起きる事典で、文学あhもう終わっている。終わったって、もう存在してっはいけないというわけではないから、小説を書く人は書いている。

  • 同じ思いじゃなかった ていう感じ

  • WEBで未収録の回が読めるのだな。もう続きがない。

  • 19/02/11。

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著者プロフィール

橋本治
1948年3月25日 - 2019年1月29日
東京生まれの作家。東京大学文学部国文学科卒業。イラストレーターを経て、1977年に小説『桃尻娘』を発表、以後文筆業を中心とする。同作は第29回小説現代新人賞佳作となり、映画・ドラマ化もされた。1996年『宗教なんかこわくない!』にて第9回新潮学芸賞、2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』にて第1回小林秀雄賞、2005年『蝶のゆくえ』にて第18回柴田錬三郎賞、2008年『双調 平家物語』にて第62回毎日出版文化賞、2018年『草薙の剣』で第71回野間文芸賞をそれぞれ受賞。
編み物にも通じており、1989年『男の編み物(ニット)、橋本治の手トリ足トリ』を刊行。自身の編んだセーターを着てCMに出演したこともあり、オールラウンドに活躍を続けた。

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